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スプレッドシートをエクセルに変換する方法|PC・iPhone・Android別に図解でわかりやすく解説!

 
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Googleスプレッドシートは、
オンラインで複数人が同時に編集できる便利な表計算ツールです。

 

しかし、仕事の提出先が

「Excel(エクセル)形式でお願いします」

と指定してくる場合や、オフライン環境で編集したいときには

「スプレッドシートをエクセルに変換したい」

と思う人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、PC・スマホの両方でスプレッドシートをエクセルに変換する方法をわかりやすく解説します。
また、変換後のトラブル対策や、自動変換する方法まで紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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1. スプレッドシートとエクセルの違いとは?

 

まず、スプレッドシートとエクセルは「似て非なるもの」です。

どちらも表計算ソフトですが、次のような違いがあります。

 

比較項目 Googleスプレッドシート Microsoft Excel
動作環境 ブラウザ上で動く(オンライン) パソコンにインストールして使用
保存形式 .gsheet .xlsx
共有機能 URL共有でリアルタイム編集可能 ファイル共有が必要
利用料金 無料(Googleアカウントのみ) 有料(Microsoft 365など)

 

 

スプレッドシートは「クラウド上で共同編集するのに便利」、
エクセルは「高度な分析やマクロが使える」といった特徴があります。

つまり、用途に応じて変換して使い分けるのが賢いやり方です。

 

2. スプレッドシートをエクセルに変換する基本手順(PC編)

 

パソコンを使っている場合、スプレッドシートをエクセル形式(.xlsx)に変換するのはとても簡単です。

 

手順

 

1. Googleスプレッドシートを開く

2. 変換したいシートをブラウザで開きます。

スプレッドシートを開いたときの画像

 

3. 上部メニューの「ファイル」をクリック

4. 「ダウンロード」>「Microsoft Excel(.xlsx)」を選択

 

上部メニューのファイル>ダウンロード>Excelを選択

 

5. 自動的にExcelファイルがダウンロードされます

 

これだけで、スプレッドシートの内容をエクセル形式で保存できます。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすれば、Excelで開けるようになります。

 

注意点

 

  • 複雑な関数やグラフを使っている場合、変換時に崩れることがあります。
  • Google独自の関数(GOOGLEFINANCEなど)はExcelで非対応です。
  • ファイル名に日本語が含まれていると、環境によっては文字化けすることもあります。

そのため、重要なファイルを変換する際は、一度開いて確認するのがおすすめです。

 

3. スマホでスプレッドシートをエクセルに変換する方法

 

スマホアプリからでも、スプレッドシートをエクセル形式に変換できます。
ただし、手順はAndroidとiPhoneで少し異なります。

 

3-1. Androidでの変換手順

 

1. Googleスプレッドシートアプリを開く

2. 変換したいファイルをタップ

3. 右上の「︙(メニュー)」をタップ

右上の三点をタップ

 

4. 「共有とエクスポート」をタップ

共有とエクスポートをタップ

 

5. 「コピーを送信」をタップ

コピーを送信をタップ

6. 「Excel形式(.xlsx)」を選ぶ

excel形式を選ぶ

 

Gmailなどで送信、またはGoogleドライブへ保存

この方法なら、スマホだけでエクセルファイルを作成して他人に共有することが可能です。

 

3-2. iPhoneでの変換手順

 

1. Googleスプレッドシートアプリを開く

2. 右上の「…」アイコンをタップ

右上の…アイコンをタップ

 

3. 「共有&エクスポート」をタップ

共有とエクスポートをタップ

Googleドライブを開く

エクセルファイル(.xlsx)をアップロード

右クリックして「Googleスプレッドシートで開く」を選択

 

 

4. コピーを送信をタップ

コピーを送信をタップ

 

5. 「Excel形式(.xlsx)」を選ぶ

excel形式を選びOK

Screenshot

 

6. 「ファイルに保存」や「AirDrop」で転送

iPhoneでは「ファイル」アプリに保存することで、後から簡単に開いたり、パソコンへ送ったりできます。
iCloud DriveやOneDriveを利用すれば、PCとのデータ連携もスムーズです。

 

4. 変換後に発生するトラブルとその対処法

 

スプレッドシートをエクセルに変換した際、以下のようなトラブルが発生することがあります。

■ 文字化けする場合

 

原因は、文字コードの違いやフォントが未対応であることが多いです。
→ 対処法:Excel側でフォントを「MSゴシック」や「Arial」に変更してみましょう。

 

■ グラフ・書式が崩れる

 

GoogleスプレッドシートとExcelでは描画エンジンが異なるため、複雑なグラフは崩れやすいです。
→ 対処法:一度PDFにしてレイアウトを固定した状態で確認するとよいです。

 

■ 数式がエラーになる

 

特にARRAYFORMULAやIMPORTRANGEなどGoogleスプレッドシート専用関数はExcelでは認識されません
→ 対処法:それらの部分をExcelで使用できる数式に書き換える必要があります。

 

5. スプレッドシートをエクセルに自動変換する方法

 

頻繁に変換作業を行う場合、手動でダウンロードするのは面倒ですよね。
そんなときは、Google Apps Script(GAS)を使って自動化する方法があります。

 

自動変換の例

 

以下のようなスクリプトを使うと、特定フォルダ内のスプレッドシートを自動的にエクセル形式で保存できます。

 

function exportSheetAsExcel() {
  const folder = DriveApp.getFolderById('フォルダID');
  const files = folder.getFilesByType(MimeType.GOOGLE_SHEETS);
  while (files.hasNext()) {
    const file = files.next();
    const blob = file.getAs(MimeType.MICROSOFT_EXCEL);
    folder.createFile(blob);
  }
}

 

このように設定すれば、Googleドライブ上のデータを定期的にエクセル化できます。
バックアップやチーム共有にも便利です。

 

6. 逆に「エクセルをスプレッドシートに変換」する方法も知っておこう

スプレッドシートをエクセルに変換するのと逆に、エクセルをスプレッドシートに変換することも可能です。

こちらも簡単で、次の手順で行えます。

  1. Googleドライブを開く
  2. エクセルファイル(.xlsx)をアップロード
  3. 右クリックして「Googleスプレッドシートで開く」を選択

これで、自動的にスプレッドシート形式に変換されます。
社内でGoogle Workspaceを使っている場合、共同編集ができるようになるため非常に便利です。

 

7. まとめ:スプレッドシートとエクセルを使い分けよう

 

この記事では、「スプレッドシートをエクセルに変換する方法」をPC・スマホ別に紹介しました。
まとめると以下の通りです。

 

  • PCでは「ファイル > ダウンロード > Microsoft Excel(.xlsx)」が基本
  • スマホでは「共有とエクスポート」→「コピーを送信」でExcel形式に変換
  • 文字化けや書式崩れが起きる場合はフォントや関数を調整
  • 頻繁に使うなら自動変換スクリプトを設定すると便利

エクセル⇔スプレッドシートの相互変換で、仕事の幅が広がる

 

スプレッドシートはオンラインでの共同作業に強く、エクセルはオフラインでの高度な処理に強いツールです。

どちらか一方にこだわるのではなく、状況に応じて上手に使い分けることが生産性アップの鍵になります。
もし仕事や学校で提出形式が指定されている場合は、最初からどちらの形式が必要か確認しておくとスムーズです。

変換自体は1分もかからないので、今すぐ試してみましょう!

 

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