歴史を勉強する意味とは? こんなにもメリットがあった!?
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どうも、しんさんわーくすです。
突然ですが、みなさんは「歴史」は好きですか?
今、学生の方であれば暗記が多くて嫌だなと感じていたり、
大人の方であれば、あまりいい思い出がなかったりするかもしれません。
おきまりのフレーズとして、「学校の勉強なんて将来何の役にも立たない」
というものがありますね。
しかし、本当に歴史は何の役にも立たないのでしょうか。
今回ご紹介するのは、『20代で知っておくべき「歴史の使い方」を教えよう。』(千田 琢哉 著)です。
結論から言ってしまうと、歴史を勉強する意味はあります。大いにあります。
歴史は、過去に生きた人々が残した遺産です。
ぼくたちは、歴史を学ぶことで過去の成功法則を知ることができるし、
失敗談も学ぶことができる。
下手なビジネス書を読むくらいだったら、歴史を勉強した方が学びが多いです。
では、歴史からどういった教訓が学べるのか、また勉強の方法などを本の中から紹介したいと
思います。
- 桶狭間の戦いは情報戦
- 諸葛孔明の勉強法
- 歴史はどうやって勉強するべき?
ざっくりとこんな感じになります。
では、もっと詳しくみていきましょう!
桶狭間の戦いは情報戦
桶狭間の戦いは、織田信長と今川義元の戦ですね。
今川陣営の総兵力が約2万人だったのに対して、
織田信長側は2,000人程度だったと言われています。
数で言ってしまえば、織田信長の方が圧倒的に不利です。
というか、普通に考えたら勝負しません。無理ゲーです。
ですが、織田信長は奇襲を仕掛け戦いに勝利する。
一般的に奇襲の部分にスポットが当たり過ぎていて、
織田信長の戦センスを褒めたたえる人が多いです。
しかし、筆者は織田信長は情報の重要性を知っていたため
勝利することができたと指摘しています。
その証拠に織田信長は、戦功第1位に簗田綱政を選んだといいます。
簗田綱政は、今川陣営が宴会を開いていて、酒に酔いつぶれていることを
織田信長に伝えた人ですね。
諸葛孔明の勉強法
さて、いきなり時代も国も変わってしまいますが、
諸葛孔明の勉強法をご紹介したいと思います。
諸葛亮(字は孔明)は、三国志における人気人物の1人です。
劉備率いる蜀軍の天才軍師として知られています。
そんな天才の勉強法を知りたい人は多いのではないでしょうか。
以下、本文からの引用です。
たとえば読書では、彼は細部には目もくれず、ポイントだけをざっと把握したら、次々に新しい書物を同じ要領で読破しまくった。
(中略)
彼は、自分が何を知っているかではなく、自分が何を知らないのかを重視した。
自分が何を知らないかを知っていれば、いくらでも書物で調べたり人に聞いたりできるからである。
中国のエリートは、科挙の試験で知られているように、鬼のように暗記をさせられていました。
そんな中で、諸葛孔明は自分の知らないことを知るために勉強していたのですね。
歴史の勉強法
歴史の勉強方法が分からない。だから、苦手なんだ!
という方もいるのではないでしょうか。
筆者は、歴史の勉強のアプローチには、2種類あると述べています
1つが「スポットの勉強」、もう1つが「流れを掴む勉強」です。
スポットの勉強法とは、自分の気になる時代や人物にスポットをあてて、
そこを中心に勉強していく方法といいます。
流れを掴む勉強はそのまんまで、時代の流れを追っていく勉強方法です。
筆者がオススメしているのは、最初にスポットの勉強を3つ以上やった後、
流れを掴む勉強にとりかかるというパターンです。
そうすると、歴史の流れ・繋がりがすんなり頭の中に入ってくるといいます。
まとめ
今回は、歴史を勉強する意味について、
『20代で知っておくべき「歴史の使い方」を教えよう。』
を紹介しながら書いてきました。
本を読んで感じたのは、過去の偉人が残した教訓は、現在に活かせるものが多いということです。
歴史は繰り返されるとよく言われます。歴史を知ること、それは未来を知ることに繋がるのですね。