曲のテーマが思いつかない?そんな時に試してほしいこと
どうも、フリー作曲家しんさんわーくすです。
この前、『プロが教えるアニソンの作り方』を読んでの気づきを記事に書きました。
プロは、曲作りの前の段階。準備に非常に時間を掛けているという話でした。
だったら、曲を作る際、最初にテーマをちゃんと決める。という習慣をつけた方がいいのではないか。
そう考えた人も多いかと思います。
よし、じゃあ次の曲のテーマを決めよう!どうしようかな~。あれもやりたいし、これもやりたい。
あ~、でもリスナーの需要を考えるとこの方向性は違うんじゃないかな…
というように、いざテーマやコンセプトを考え始めたものの、一向に決まらない。という人は多いと思います。
当然と言えば、当然ですよね。今までとは違ったやり方をしている訳ですから。頭に浮かんだフレーズやアイディアを元に、そこから曲を展開していく。という方法で曲を作っている人がほとんどなのではないでしょうか。
アイディアは何となくあるという人は、どれでもいいので、まずは作り始めてみてください。
ブログや曲作りは、作り始めるまでが大変です。走り出してみると、意外と次のアイディア浮かんでくるという経験をしたことがあるひとも多いはずです。
とりあえずアイディアは浮かぶという人は、これでいいとして、問題は何もアイディアが浮かんでこない。という人です。
テーマの作り方
どういった曲を作ればいいのか。コンセプトやテーマは、どうしよう…。
という段階で煮詰まってしまう人はどうすれば、いいのでしょう。
方法は色々あるかと思いますが、僕がオススメするのは3つ以上のキーワードを組み合わせる方法です。
1つのキーワードだけでは、オリジナリティがなくても、複数のキーワードを合わせることでオリジナリティのあるテーマやコンセプトを生み出すことが可能です。
これは、ソフトバンクの孫正義さんもやっていた方法のようです。
孫正義のアイディア製造法
孫正義さんは学生時代、起きているほとんど勉強を時間に充てていたそうですが、ある時、5分だけ発明をする時間に充てようと考えたそうです。
なぜ、発明をしようかと考えたのかというと、発明が最も少ない時間の投資で大金を稼ぐことができるという理由からだそうです。
孫正義さんは、発明のアイディアを出すために、数あるキーワードの中から3つの組み合わせをランダムで抽出するプログラムを作ります。
使えないアイディアがほとんどだったようですが、素晴らしいアイディア出てきたと言います。
アイディアが固まったら、開発をする技術者を雇って製品を作る。そして、特許を取って企業に売り込みにいく。そういった方法で、大金を稼いだそうです。
話を戻しますが、このキーワードを組み合わせるという方法を曲作りにも使ってみましょう。
組み合わせるアイディアは、パッと頭に浮かんだもので構いません。何でもいいのです。むしろ、突拍子もないキーワードの方が面白いアイディアが生まれる可能性があります。
実際にどうやるのか
最後に実際に、僕がこの方法で作った曲をご紹介したいと思います。やはりと言いますか、突拍子もないテーマになってしまっているので少し恥ずかしいのですが(笑)
こちらです。
『めん恋』/しんさんわーくす
組み合わせたキーワードは、「春」、「ラーメン」、「恋愛」です。
このキーワードから、まずは季節は春に設定しようと考えました。次に、恋愛とラーメンですがこの2つを繋げるのは、なかなか難しい。
恋愛をラーメンで例えるのも、どうかと思いますよね。なので、逆に好きなラーメンを恋人に見立てる。ラブソングっぽい歌詞なんだけど、実はラーメンが好きだと歌っているに過ぎない。
そんな曲にしようという結論に至りました。
テーマや方向性が決まってしまえば、案外歌詞はすんなり書けてしまうものです。
今回の曲も、歌詞は10分から15分くらいで書きあげてしまいました。歌詞は思いつかない時は、とことん思いつきません。
そのため、作詞は苦手という人も多いと思います。そんな人こそ、テーマをしっかり決めて、自分はどんな歌詞を書きたいのか整理してあげると良いでしょう。
まとめ
曲作りは、土台がしっかりしていないとダメ。という話を前回しました。
今回は、土台となるテーマやコンセプトを生み出す方法についてご紹介してきました。
中には、突拍子もないテーマもあると思いますが、それが案外面白い方向に転がるかもしれません。
テーマが決まったら、まずはやってみる。やってみて反省し、次の曲作りで改善していく。上達するためには、必須の方法ですね。