Microsoft Authenticatorは複数端末で使える?引き継ぎ・同期・注意点を徹底解説!
スマホを買い替えたときや、仕事とプライベートで複数のスマホを使っているとき、
「Microsoft Authenticator(マイクロソフトオーセンティケーター)って複数端末で使えるの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
結論から言うと、Microsoft Authenticatorは複数台のスマホで使うことができます。
「1アカウントあたり5端末」まで登録が可能です。
以前は、1アカウント=1端末という制約があったみたいですが、
2025年10月現在では1アカウントあたり5台まで登録できるようになりました。
また、クラウドバックアップ機能を使えば複数端末での引き継ぎや実質的な併用が可能です。
本記事では、複数端末での使い方や注意点、設定手順までわかりやすく解説します。
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Microsoft Authenticatorとは?
Microsoft Authenticatorは、Microsoftが提供する「二段階認証」アプリです。
ニ段階認証とは、IDとパスワードだけでなく、
アプリ上の確認コードや通知でログインを承認する仕組みですね。
たとえば、Microsoftアカウントにログインするときに、
「スマホに通知が届き、“承認”ボタンを押すだけでログイン完了」という使い方ができます。
さらに、AuthenticatorはMicrosoft以外にも
- Dropbox
- Amazon
などのサービスにも対応しており、複数の認証をまとめて管理できます。
Microsoft Authenticatorは複数端末で使えるのか?
実は、Microsoft Authenticatorには「1アカウントにつき5台」まで使用することが可能です。
1つのMicrosoftアカウントで、複数端末Authenticatorを使用する手順について解説していまきます!
Microsoft Authenticatorを複数端末で使用する方法
複数端末で使用する方法はとても簡単です。
先に結論を言ってしまうと、
追加でMicrosoft Authenticatorを利用した端末にアプリをインストールして、Microsoftアカウントでログインするだけです。
今回、私の手元の
- iPhone(元々Authenticatorを利用していた端末)
- Xperia(新しくAutthenticatorを利用したい端末)
で検証してみましたので、上記の端末を例に手順を説明していきますね!
1.XperiaにAuthenticatorアプリをインストールする
AndroidならGoogle Play Storeから、iPhoneならApp StoreからMicrosoft Authenticatorをインストールします。
2.XperiaでAuthenticatorを起動し、MSアカウントでログイン
アプリのインストールが完了したら、起動してMicrosoftアカウントでログインします。
個人用のMicrosoftアカウントと
職場用(会社用)のマイクロソフトアカウントどちらでログインするか選択する必要があるので、
間違えないように注意です。
3.ログイン情報を入力したら、iPhoneに承認して良いか通知が飛びます。
新しく追加したい端末(私の場合はXperia)でIDとパスワードを入力したら、
元々使用していた端末のAuthenticator(iPhone)にアカウントに端末を追加して良いか通知が飛ぶので、承認操作をします
4.複数端末でMicrosoft Authenticatorが使用可能になります
上記までの手順で、Microsoft Authenticatorが複数の端末で使用可能になります。
念の為、PCでMicrosoft365のアカウントにログインを試して見たところ、
iPhoneとXperiaの両方に認証の通知が飛びました!
さて、ここまでは複数端末でMicrosoft Authenticatorを使用する方法について解説してきましたが゛、
スマホを買い替えたときなどに利用できる「クラウドバックアップと復元機能」を使えば、
新しい端末にも安全にデータを移行することができます。
というよりも、スマホを買い替えたけど、Authenticatorの移行ができてなくて、
ログインで詰むということもあり得るので、これは設定しておいたほうがよいでしょう。
以下では、その方法を詳しく見ていきます。
クラウドバックアップを使うための設定方法
マイクロソフト公式の手順を元に解説します。
① クラウドバックアップを有効にする
まず、旧端末側でバックアップを有効にしておきましょう。
iPhoneの場合:
- iPhoneでICloud Driveをオンにします (手順はこちら)
- キーチェーンもオンにします (手順はこちら)
- iCloudバックアップをオンにします (手順はこちら)
- 保存済みiCloudの一覧を確認して、Authenticatorを探します(手順はこちら)
- Authenticatorを見つけたら、スイッチをオンに切り替えれば設定完了です
Androidの場合:
- Authenticatorアプリを開く
- 右上の3点アイコンをタップして、設定をタップします
- クラウドバックアップという項目があるのでこちらを有効にします
※ただし、このクラウドバックアップを利用できるのは、個人用のMicrosoftアカウントとなります。
職場用・会社用のMicrosoftアカウントでログインしている場合は、
「クラウドバックアップをを使用するには、個人用Microsoftアカウントが必要です」
というエラーメッセージが出てきます。
この設定を行っておけば、アカウント情報がクラウドに保存されます。
② 新しい端末で復元する
次に、新しいスマホにAuthenticatorをインストールし、
同じMicrosoftアカウントでログインします。
- アプリを開き、「バックアップから復元」を選択
- 前の端末で保存されたデータを読み込み
- 登録済みのサービスが自動的に復元される
これで、新端末でも以前と同じように認証が行えます。
(※一部のアカウントは再スキャンが必要な場合があります。)
複数端末で使う際の注意点
複数端末でMicrosoft Authenticatorを使う際は、以下の点に注意が必要です。
- クラウドバックアップで同期されないアカウントがある
(例:企業アカウント、学校のMicrosoft 365など) - 古い端末を初期化する前に移行やクラウドバックアップを
Authenticatorを削除すると再登録が必要になります。 - リカバリーコードやメールアドレスも登録しておく
万が一Authenticatorが使えなくなった場合でも復旧可能になります。
これらを守ることで、トラブルを未然に防げます。
Authenticatorが使えない・同期されないときの対処法
「バックアップが見つからない」「認証コードが合わない」など、
トラブルが起きたときの対処法も覚えておきましょう。
バックアップが見つからない場合
- Microsoftアカウントが異なっていないか確認
- 旧端末でバックアップが有効になっていたかチェック
認証コードが合わない・期限切れの場合
- 端末の時刻がズレていないか確認(自動時刻設定をONに)
- 他の端末で認証ができるか確認
最終手段
- 各サービス側の2段階認証を一度解除し、再スキャンで登録し直す
企業や学校のアカウントで使う場合
企業や学校のMicrosoftアカウントでは、
セキュリティポリシーによってバックアップ機能が無効化されていることがあります。
この場合は、管理者に連絡して再設定を依頼する必要があります。
安全に複数端末でMicrosoft Authenticatorを使うコツ
- 定期的にバックアップを確認する
- 端末紛失時はリモートで削除する
- 復旧用のメール・電話番号を登録しておく
- プライベート・仕事用アカウントを分ける
これらを徹底すれば、複数端末でも安心してAuthenticatorを利用できます。
まとめ:複数端末でもMicrosoft Authenticatorは安全に使える!
Microsoft Authenticatorは1アカウントについき5台まで利用が可能です。
また、クラウドバックアップと復元機能を使えば、スマホを買い替えた際も安心です。
ただし、企業アカウントなどでは制限があるため、
バックアップ設定と復旧手段を必ず確認しておきましょう。
スマホを買い替える前にバックアップを有効化しておけば、
引き継ぎもスムーズに行えます。
みなさんも、Microsoft Authenticatorを正しく設定して、
どの端末でも安心して二段階認証を活用してくださいね!