買ったばかりなのにパソコンの充電が減る?原因と今すぐできる対処法まとめ

買ったばかりのパソコンなのに充電の減りが早い?原因と今すぐできる対処法
「新品のパソコンを買ったばかりなのに、もうバッテリーが減ってる…?」
そんな不安を感じたことはありませんか?
実はこれ、意外と多くの人が体験していることです。
新品のパソコンだからこそ“初期状態特有”の動き方をしており、
それが「減りが早い」と感じる原因になっている可能性もあります。
今回は、「買ったばかりなのに充電の減りが早い」と感じる理由と、
すぐにできる対処法をわかりやすく解説します。
新品パソコンでもバッテリーの減りが早く感じる理由
まず知っておきたいのは、「買ったばかりのパソコンでも、
バッテリーが長時間持たないのはよくあること」という点です。
購入直後のパソコンでは、次のような処理が自動で走っています。
- Windowsの初期設定やアップデートのダウンロード
- セキュリティソフトの初回スキャン
- OneDriveやiCloudなどの同期
- ファイルインデックス(検索用データ)の作成
これらはすべてバックグラウンドで動いており、CPUやストレージをフル稼働させるため、
消費電力が一時的に増えるのです。
また、バッテリーは消耗品です。
新品バッテリーであっても製造直後から化学的に少しずつ劣化しており、
100%の性能が発揮されないこともあります。
つまり、初期状態で「減りが早い」と感じても、それは異常ではないケースが多いのです。
パソコンの充電の減りが早い主な原因5つ
もし初期設定を終えてもなお減りが早い場合、次のような原因が考えられます。
① バックグラウンドアプリが多すぎる
複数のアプリが裏で動き続けると、CPUやメモリを使い続けて電池を消耗します。
特に「クラウド同期」「チャットアプリ」「自動更新ツール」などは要注意です。
特にOne DriveはWindowsではデフォルトで自動同期する設定になっています。
パソコンのパフォーマンスにも影響を与えますので、自動で同期をする必要がない場合はオフにするのをオススメします。
② 画面の明るさが高すぎる
ディスプレイはパソコンの中でもっとも電力を使うパーツのひとつ。
屋内で使うなら、明るさを50〜70%程度に落とすだけでも消費をかなり抑えられます。
③ Bluetooth・Wi-Fiの常時接続
Bluetoothマウス・イヤホン・テザリングなどを常に接続していると、通信待機電力が発生します。
Wi-Fiは常に使用することが多いと思いますが、Bluetoothは、使わないときは一時的にOFFにしておくのが良いでしょう。
④ 電源設定が「高パフォーマンス」になっている
新品の状態では、電源モードが「高パフォーマンス」になっていることがあります。
この設定ではCPUを常に全力稼働させるため、電池の消耗が激しくなります。
ゲーミングPCや動画編集用途でない限りは、
「バランス」や「省電力」設定に変えてみても良いかもしれません。
⑤ 常駐ソフトやセキュリティスキャンが走っている
ウイルス対策ソフトがバックグラウンドでスキャンをしている場合もバッテリーを消耗します。
初回は時間がかかりますが、数日後には落ち着くので、心配しすぎなくて大丈夫です。
家電量販店でパソコンを買った場合は、
不要なソフトも入っており、それが常駐している可能性もあるので注意が必要です。
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ウイルススキャンが行われていない、
常駐ソフトもそんなに多くない場合は、ウイルス感染の可能性も考えられます。
パソコンにデフォルトで入っているWindows Defenderでスキャンを行ってみましょう。
有料のセキュリティソフトも販売されておりますが、個人利用なら
基本的には、Windows Defenderがあれば大丈夫かとは思います。
今すぐできる!バッテリーを長持ちさせる対処法
新品でも設定を見直せば、驚くほど持ちが良くなります。
① バッテリー節約モードをONにする
Windowsの場合、「設定 → システム → 電源とバッテリー」から「バッテリー節約モード」を有効にします。
これだけでバックグラウンド動作や輝度が自動で最適化されます。
② 電源プランを「バランス」に変更する
「高パフォーマンス」ではなく、「バランス」や「最適化された電源プラン」を選ぶと、電力と性能のバランスが取れます。
③ 不要なアプリの自動起動をOFFにする
「スタートアップアプリ」の一覧から、毎回起動する必要のないアプリを無効にします。
Teams・Spotify・Adobe系などは起動後すぐに使わないのであれば、一度OFFにしておくと良いでしょう。
④ 明るさ・Bluetooth・キーボードバックライトを調整
バックライトは意外に電力を食います。
不要なときは「Fnキー+ライトマーク」で最低限必要な明るさにしておくのがコツです。
⑤ ドライバーやBIOSを最新に保つ
古いドライバーが原因で電源管理が正しく機能しないことがあります。
メーカー公式サイトから最新ドライバーを入れるだけで改善する場合も。
ドライバーの更新通知が来ても無視していませんか?
私は無視してます笑
もし、バッテリーの減りの早さが気になっており、
ドライバーのアップデートの通知が来るようでしたら、
拘りがない限りはアップデートデートしてみても良いと思います。
それでも改善しない場合は「異常」かも?
設定を見直しても減りが異常に早いなら、初期不良やハードウェアの問題が疑われます。
こんな症状がある場合は注意
- フル充電から30分も持たない
- 電源を抜いた瞬間にシャットダウンする
- 充電しても%が増えない
- 発熱や異臭を感じる
これらはバッテリーセルの不良や電力供給回路の異常が原因の可能性があります。
保証期間内(多くは購入から1年以内)であれば、無償で修理対応してくれる所がほとんどだと思うので、
販売店やメーカーに交換・修理を依頼しましょう。
バッテリー寿命を長持ちさせるための習慣
- 新品のうちから意識しておくと、長く快適に使えます。
→充電しっぱなしにしない(80〜90%で止めるのが理想) - 熱がこもる環境を避ける(布団の上などNG)
- 長期保管時は50%充電で電源OFF
- 定期的にフル充放電してバッテリーをリセット
また、AC電源を常時接続して使う場合は、メーカーの「バッテリー保護モード」をONにすると過充電を防げます。
まとめ|新品でも安心。設定と環境を見直せば長持ちする!
買ったばかりのパソコンでバッテリーの減りが早いと、誰でも不安になりますよね。
でも多くの場合、初期設定やバックグラウンド動作が原因であり、時間が経てば安定してきます。
とはいえ、放っておくよりも一度設定を見直すことで、バッテリーの寿命を大きく伸ばせます。
- バッテリー節約モードをONにする
- 明るさや常駐アプリを見直す
- それでもダメなら初期不良を疑う
正しい知識を持っておけば、「あれ?もう減ってる…」という不安から解放されます。
あなたの新しいパソコンも、きっともっと長く活躍してくれるはずです。