その曲は誰に向けて作っているの?良質なペルソナを作ろう
ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。
しんさんわーくす(@shinsanworks)です。
みなさんはペルソナという言葉を聞いたことが
あるでしょうか?
アニメの方じゃないですよw
今回扱う「ペルソナ」は、マーケティング用語のペルソナです。
作曲をしているんだけど、いまいち再生数が伸びないな。
販売数が伸びないなぁ。
と感じている人は、今回の内容が役に立つかもしれません。
早速、内容をみていきましょう!
ペルソナとは
まず、そもそもペルソナとはどのようなことをさすのでしょう。
ペルソナは、あなたの音楽を聞いてくれるであろう、
購入してくれるであろう、
理想のお客さん像です。
「像」ということは、自分で理想の姿を考えます。
こんな人に向けて音楽を作ったら、反応してもらえるのでは
ないかなぁ。
というのを想像していくのですね。
ペルソナにはどんな情報を含めるのか?
ペルソナは、架空の人物を想像するわけですが、
より具体的な姿を思い浮かべることが大切です。
- その人の名前は?
- 年齢は?
- 仕事は何をしているか?
- 性別は?
- どんな1日を過ごすのか?
- 好きなもの・趣味は?
- 嫌いなものは?
- どんな雑誌・本を読むのか?
- 自分の音楽のどういった部分を気にいるのか?
- などなど…
具体的な情報を与えてやります。
なぜ、ペルソナが必要なのか
では、そもそもペルソナを考える必要があるのでしょうか。
それは、誰に向けて音楽を作るのか、具体的にイメージできていた方が
結果として”刺さる”曲が生まれやすいからです。
これが、なんとなくのイメージしか持っていないと、
誰にも刺さらない中途半端なものになってしまう
ことが多いのです。
こう書くと、音楽は芸術作品なので、自分の感性の赴くままに作りたい。
という反論も聞こえて来そうです。
確かにその通りです。
しかし、誰かに曲を購入してもらう、
というマーケティング的な視点で考えた場合は、
自分の都合だけで曲を作っていては、見向きもされません。
自分のやりたいこと、好きな要素ばかりを詰め込んで、
「売れる曲」ができればベストなのですが、
なかなかそう上手くはいかないものです(^_^;)
なのでもし、自分の音楽を売って生計を立てていきたいと
考えているのならば、音楽を売る技術、
マーケティングも学んでいくべきです。
ペルソナを作ってみよう!
さて、話を元に戻しましょう。
ここからは、実際にペルソナを作っていきます。
ペルソナ作りの大まかな流れとしては、
次のようになります。
- ペルソナに関する情報の収集
- 集めた情報を整理する
- ペルソナのプロフィールを作ってみる
このような流れになります。
実際にペルソナを作りながら、
それぞれを詳しくみていきましょう。
ペルソナに関する情報を集める
まずは、ペルソナに関する情報を集めます。
今いるお客さんに関する情報やアンケートを実施する
などして情報を拾って来ます。
自分のみじかにいる人が、ペルソナになりそうだったら
その人を想像してみるのもいいかもしれませんね。
この段階では、断片的な情報をたくさん集めます。
集めた情報を整理する
ある程度情報が出揃ったら、整理していきます。
- 年齢や家族構成、年収など
- 性別
- 仕事がある日の過ごし方
- 休みの日の過ごし方
- どんな悩みを抱えているのか
- 自分の楽曲購入にいたる動機
など、集めた情報の中で共通する部分を見つけ、
まとめていきます。
ペルソナのプロフィールを作る
情報の整理が終わったら、
ペルソナのストーリー、プロフィールを作っていきます。
実際にペルソナを作ってみました
ここでは、例として「佐藤 光一」という
40代後半の男性を想定して考えていきたいと思います。
東京にある映像系の専門学校を卒業後、大手の映像制作会社に入社。
5年ほどで、退社しフリーランスに転身。
日本国外を転々とする生活を続けたのち、
北海道での暮らしが気に入り定住することとなる。
結婚し、子供が生まれたのを機に、
再びフリーランスから会社員生活へと戻る。
現在は、地方のテレビ番組制作会社のディレクター。
スタッフが少数の会社であるため、
番組企画や取材、動画の編集、BGMの選曲などといった業務を
受け持つ。
今年の4月から始まる地元のイベントをPRする番組作りで
悩んでいる。
地元愛を連想させ、誰でも親しみがもてるような
オリジナルのオープニングテーマ曲を使いたいが、
音楽制作会社に依頼をするとなると予算が足りない。
より具体的にイメージできるとよい
例として、ぼくが考えたペルソナを紹介しました。
上であげた例よりも、もっと多くの情報を付け加えても
いいと思います。
ペルソナはより具体的に、その人の顔がイメージできる
くらいまでに詰めていくと効果的です。
まとめ
ペルソナに関する情報は、実際のお客さんのデータを
もとに集めるとよいと言われています。
やはり自分の想像だけだと、ターゲットとは全く違う
人物像になってしまうことが多いからでしょう。
なるべく実際のデータを元にペルソナを考えていく
ということが大切なのですね。
実際に自分が、誰に向けて曲を作るのかハッキリしてくると
楽曲制作の意識も変わってくると思います。
ぜひあなたも、ペルソナを作ってみてください。