SNSでいいねを求めるのもうやめませんか?承認欲求に囚われない方法
ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。
フリーの作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。
この記事の読者の方の中にも、FacebookやTwitterなどのSNSをやっている人がいるかと思います。
SNSをやる理由は様々あることでしょう。
自分の学んだことをアウトプットするツールとしてSNSを始める人もいれば、
自身の活動をアピールする場としてSNSを利用している方まで色々いると思います。
しかし、そういった理由からSNSを始めたものの、徐々に「いいね」の数に一喜一憂し始め、
他のたくさん「いいね」をもらっている人と自分を比べて落ち込んでしまうという
という人もいるのではないでしょうか?
自分で好きで始めたSNSのはずなのに、
いつのまにか他の人からの反応や評価を気にして
SNS疲れを起こしてしまうのですね。
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なぜSNSで「いいね」を気にするのか
こういった現象が起こってしまうのは、自己承認欲求が原因です。
現代では、ネット社会が成熟したことにより、誰でも気軽に自分の考えを公開することができ、それに対する反応をリアルタイムで知ることができます。
これが承認欲求を過剰に刺激する原因になっているのですね。
しかし、SNSでいくら「いいね」などの反応が増えていったとしても、承認欲求が尽きることはありません。
一時的に欲求が満たされることがあっても、次第にもっと多くの「いいね」がなければ満足できなくなってしまいます。
それでは、承認欲求を抑えてSNS疲れを防ぐためにはどうすれば良いでしょうか?
ジャック・カランの大文字の他者の考え方を知る
SNS疲れを防ぐためには、フランスの精神分析家ジャック・カランの考え方が役に立ちます。
カランは、フロイトの見つけた「無意識」の考え方をさらに深掘りして研究を広げた人物として知られています。
現実の世界に存在する他人のことを「小文字の他者」とし、
それとは別に、無意識の世界にいる「大文字の他者」の存在を考え出しました。
承認欲求は、現実世界の「小文字の他者」に認められることでは飽き足らず、無意識の世界に存在する「大文字の他者」に認められなければ満足しない性質を持つと言います。
この「大文字の他者」は平たく言うと、「神様」のこと。
つまり、実態のない存在しない概念を指します。
例えSNSで「いいね」が100個つこうが、「大文字の他者」から認められない限り、承認欲求が満たされることはないのですね。
そうではなく、たとえば数百年後の自分が名前も知らないような誰かが自分の思想・作品に触れて感動してくれるようなスケールの大きな活動をするべきなのです。
すぐにSNSで自分の投稿に対して反応があることに慣れてしまっている人にとって、これは何が楽しいのかイマイチ分かりにくいかもしれません。
しかし、いつか誰かが認めてくれるかもわからない大きなプロジェクトであっても、その活動に没頭してさえいれば本人にとってはめちゃくちゃ楽しいものです。
承認欲求まみれのSNSで、誰かの反応をいちいち気にすることに疲れた人は
是非自分が没頭できるスケールの大きな活動を見つけて、取り組めることから始めてみてください。
まとめ
- SNS疲れの原因は承認欲求
- 承認欲求は大文字の他者に認められなければ満たされることはない
- 承認欲求を満たすためには、すぐに認められない大きなプロジェクトに取り組む
今回の記事は、『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』を参考に執筆されています。
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今回の記事を読んで、その他の哲学についても知りたいと思った方は是非本を読んでみてください。