VTuberがファンを増やそうと思ったら長期的な視点で活動しなきゃダメなんだなぁ…
ブログを読みに来てくださり、ありがとうございます。
フリーの作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。
バーチャルエコノミスト 千莉さんのnoteを見て
こんなツイートをしました。
企業に属する以上、どうしても収益として結果を残さないといけない。
そのプレッシャーはやはり大きいのだと思う
それとYouTubeに収益源が偏るというのも課題なんだね。企業VTuberの引退について、行動経済学で考察してみる|バーチャルエコノミスト 千莉 |note(ノート) https://t.co/mvx94aUniI
— しんさんわーくす🗻安眠を誘う音声作品制作中! (@shinsanworks) August 10, 2019
今回は、このnoteを読んでみて感じたことをさらに掘り下げて考えて行きたいと思います。
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noteの内容について
まず、バーチャルエコノミスト 千莉さんのnoteですがどういった内容なのかと言うと、
企業系Vtuberが最近相次いで引退している現象について行動経済学的に考察しているモノです。
まず、Vtuberについて馴染みが薄い方もいらっしゃると思うので、簡単に説明します。
Vtuberとは、virtual+YouTuberを掛け合わせた言葉です。
YouTuberはみなさん、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
動画投稿サイトのYouTubeに自分の動画をアップロードし、
その動画の広告料や企業のスポンサー料によって生計を成り立たせている人々ですね。
YouTuberと言うと、顔出しして企画やら何やらをやっているイメージが強いですが、
Vtuberは、それをバーチャルのキャラクターが行っています。
生身の人間が動画に映るのではなく、仮想のキャラが動いて喋って、
オリジナルの動画を投稿していく。
何やら、SFで描かれている近未来的な雰囲気がしますね。
すごく新しい雰囲気がしますし、
キズナアイをはじめ人気のあるキャラクターが出てきたことから
企業もこぞってVtuberの運営に乗り出します。
今では数多くVtuberは存在しており、中には個人で活動されている方もいます。
しかし、企業が運営するVtuberも多く存在します。
やはりVtuberを運営するに当たっては、
企業発の方が都合がいいこともあるんでしょうね。
まず、初期投資にコストがかかります。
キャラクターを動かすための機器や
キャラクターの原案、作画、中の人、動画の編集などなど
シンプルな動画を作ろうにも中々気軽に行うのは難しいのではないでしょうか。
さらに、オリジナルのコンテンツ、
例えばキャラクターのイメージソングや配信で使用するオリジナルのBGMが欲しいとなったら
さらに費用が必要になります。
(僕自身、オリジナルの音楽が欲しいと言うことで、Vtuberの方に音楽を提供しております。
Vtuberの方々には、かなりご縁があるため僕も依頼は応援価格で引き受けておりますので、
ご用命の際は、当サイトのお問い合わせフォームまたはツイッターのDM(@shinsanworks)よりご連絡ください!)
↑いやいや、宣伝かい!!
そんなこんなで、ある程度の資本力のある企業の方がVtuber運営にあたっては有利なことも多いのですね。
Vtuberがファンを増やしていくためには、長期的な視点を!
さて、やっとバーチャルエコノミスト 千莉さんのnoteの話題に戻れます。
詳しい内容については、元のnoteをご参照していただきたいのですが、
相次いで企業系Vtuberが悲しくも引退となってしまう理由は
- 中の人の負担やプレッシャーが大きくなってしまう
- マネタイズの難しさ
- 企業ゆえに利益を早い段階で出して行かないといけないけれど、難しいため断念
主にこれらに集約されるのかなと
この3つに共通するのは、企業ゆえに活動の結果が強く求められることです。
個人で細々と活動していくためには、
1000人規模の熱狂的なファンがいればなんとかなると良く言われます。
しかしこれは、一人で活動している方で活動のためのコストがそれほどかからないからこそ当てはまる法則です。
企業であれば、その従業員全員を事業で養って行かなければいけない。
株式会社であれば、活動の成果がちゃんと出ていて、
事業にプラスになっていることを株主にデータで示さなければいけない。
とすると、非常に多くのファンや圧倒的な知名度が必要となってきます。
Vtuberと言う業界は今まさに伸びている分野であるため、
誰もが手探りの状態。
そのため、活動を続けていったとして、どれくらいそのVtuberが大きく成長できるのか、
見通しを立てるのが難しいと言う問題があると思います。
そういった止むを得ない事情があり、活動を続けさせるのが難しくなってしまう企業がたくさん出てきているのではないでしょうか?
根強いファンを獲得していくのは、一朝一夕ではできません。
キャラクター自身の完成度が高いからと言って、
短期間でファンが着くわけではないんですよね。
この場合、アイドル業界が非常に参考になると思います。
初めは、素人同然だったけれどファンと一緒に奮闘し、
立派なアイドルへと成長していく。
その成長過程にファンは熱狂し惹かれていくのではないでしょうか?
前に会った時と比べてどれくらい成長しているのか?
その伸びしろに惹かれて、ファンになっていくのです。
こう言った理由もあり、多くのそして根強いファンを獲得していくのは、
一朝一夕では難しいのです。
大切なのは、クオリティ云々よりも
どれだけ長く定期的な活動ができるかどうか、
そしてVtuber自身が成長していくストーリーを描いて行けるか
だと思います。
そう言った意味では、個人で活動しているVtuberの方が企業と比較して
優位性を持つと考えることもできるのではないでしょうか?
まとめ
今まで応援してきたVtuberが引退してしまうのは、ファンとしてとても残念なことだと思います。
まだまだ成長中の業界で、先が見えないため不安になっている人も多いのではないでしょうか。
ですが個人としては、今後さらに盛り上がりを見せるとも考えています。
今後どのようなスターが誕生していくのか、楽しみにしていたいと思います。