イラストレーター兼作曲家のサイト

自宅サーバーで火災は起きる?原因と安全対策を徹底解説【中古サーバーは特に注意して!!】

 
自宅サーバーで火災は起きる?原因と安全対策を徹底解説【中古サーバーは特に注意して!!】の記事アイキャッチ画像
本サイトにはプロモーションを含みます
この記事を書いている人 - WRITER -

近年、NASや小型PCを使って「自宅サーバー」を構築する人が増えています。

クラウドに依存せず、自分専用の環境を持てる点は魅力的です。

一方で

「自宅サーバーが火災を起こす可能性はあるのか?」

と心配する声も少なくありません。

私も自宅サーバーを2台置いているので、火災にならないか結構心配してます

結論から言えば、条件が重なれば火災は起こり得ます。

今回の記事では、自宅サーバーで火災が起こる原因と、
安心して運用するための具体的な安全対策をわかりやすく解説します。

 

自宅サーバーって何?楽しいの?

という方は下記の記事を先に読んでいただくことをオススメします!

自宅サーバー、楽しいです!!

【自宅サーバー何に使うの?】初心者が構築するメリット・デメリットを解説

【自宅サーバー何に使うの?】初心者が構築するメリット・デメリットを解説

 

自宅サーバーで火災が起きることは本当にある?

 

自宅サーバーに関する火災事例は、SNSや掲示板などでも時々報告されています。

  • 「焦げ臭いにおいがした」
  • 「電源ユニットから煙が出た」
  • 「HDDが熱で停止した」

といったトラブルは、実際に起きています。

 

に夏場や梅雨明け直後など、室温が30℃を超える時期は放熱不足による熱暴走が起こりやすい時期のようです。

また、電源タップの過負荷や、古い延長コードの使用によって発熱・発火するケースもあります。

「火が出るほどのことはないだろう」と油断していると、

埃や木製棚、布などに熱が伝わり、発煙・火災に発展するリスクもあるのです。

 

自宅サーバーで火災が起こる主な原因

 

1. 電源タップや延長コードの過負荷

 

最も多いのが電源まわりのトラブルです。
自宅サーバーは24時間稼働するため、消費電力が高くなりがち。

そこに複数の機器(ルーター、NAS、外付けHDD、モニターなど)を
タコ足配線でつなぐと、定格容量を超えて発熱することがあります。

さらに、古い延長コードや100円ショップの安価なタップを使っていると、内部の導線が劣化して火花が出る危険も。

電源関連は「目に見えないリスク」が多いので、特に注意が必要です。

 

2. 通気性の悪さ・熱暴走

 

自宅サーバーの発熱は意外と大きく、
放熱が追いつかないと内部温度が80℃を超えることもあります。

とくにラックの中や押し入れ、机の下など風通しの悪い場所に設置すると、
熱がこもってパーツが焼損するリスクがあります。

CPUファンの故障や埃の蓄積も、冷却効率を大幅に下げます。
ファンが回っていても、埃がこびりつくと空気の流れが遮断されてホットスポットができ、
そこから焦げることもあります。

後にも書きますが、定期的なメンテナンスは重要ですね。

 

3. 古いパーツ・中古電源ユニットの使用

 

中古PCやジャンクパーツを使って自宅サーバーを組む人も多いですが、
古い電源ユニット(PSU)は特に危険です。

経年劣化でコンデンサが膨張していたり、絶縁素材が弱くなっていると、
過電流が流れた際にショート・発煙を引き起こします。

「動けば大丈夫」と思って使い続けるのは危険です。

安全のためには、信頼できるメーカー製の新品電源ユニットを使いましょう。
こちらの記事でも紹介していますが、私も自宅サーバーを運用しています。

 

この自宅サーバーは中古で手に入れたものなので、
当然電源ユニットも経年劣化してきています。

電源周りは特に火災に繋がる可能性が高いですからね。

私も今回の記事を書いていて、
改めて古い電源ユニットで稼働し続けるのは結構なリスクだなと感じました。

 

4. サーバーラックや設置環境の不備

 

サーバーを木製の棚や段ボールの上に置くのは絶対に避けましょう。
これらは熱を逃がしにくく、可燃性が高いため火災リスクが大幅に上がります。

また、排気口が壁やカーテンに近いと、熱がこもって発火の原因にもなります。
金属ラックやスチール製シェルフを使い、背面と側面に数cm以上の空間を確保するのが理想的です。

これも意外とやってしまいがちなのではないでしょうか?

私はやってしまってました…
急いで、代わりとなる金属ラックを探したいと思います

 

自宅サーバー火災を防ぐための安全対策

 

1. 消費電力を計算し、電源を見直す

 

サーバーを常時稼働させる前に、まず消費電力をワットチェッカーで計測しましょう。


SwitchBot スマートプラグ プラグミニ スマートコンセント スイッチボット 消費電力モニター タイマー コンセント 節電·省エネ 直差し 遠隔操作 音声コントロール Bluetooth&Wi-Fi両方対応 スマートホーム Alexa, Google Home, Siri, IFTTT, SmartThings対応

電源タップの定格容量(例:1500W)を超えないようにし、余裕を持たせるのが基本です。

さらに、UPS(無停電電源装置)を導入すれば、雷や停電時のショートも防げます。
電源ユニットは80PLUS認証のある製品を選ぶと、発熱が少なく効率的です。

 

2. 定期的な掃除と通気対策

 

冷却ファンやヒートシンクに埃がたまると、冷却性能が一気に落ちます。
3〜6か月に1回はケースを開けてエアダスターで掃除をしましょう。

 


エレコム(ELECOM) エアダスター 逆さ使用OK 350ml ECO (フロンガス不使用) ダストブロワー AD-ECOM 1本

 

また、エアフローを考えて、吸気と排気の流れを整理することも大切です。

夏場はエアコンや扇風機で部屋全体の温度を下げる工夫も効果的です。
サーバーを複数台置く場合は、温度センサーを取り付けて常時モニタリングすると安心です。

 

自宅サーバーの電源が消せるなら定期メンテナンスを

 

自宅サーバーの用途がファイルサーバーやメディアサーバー等の一時的に電源を消しても問題ないものだったら、

定期的なメンテナンスをオススメします。

 

常時稼働させている人は特に定期的に掃除しないと埃が溜まって火災トラブルにも発展しかねません。

かくいう私も大分メンテナンスできていないので、次の週末に清掃したいと思います…

 

WEBサーバーはレンタルサーバーの方が良い

 

WEBサーバーに関しては中々電源を切ってメンテナンスというのは頻繁にするのは難しいです。

他にも自宅のLANで他の機器と一緒に使ってもよいか等、色々とデメリットも多いです。

そのため、当ブログとしては、WEBサーバーはレンタルサーバーを借りた方が良いと考えてます。

ブログ用途(WordPress)でしたらXserver等の共用サーバーの方が火災やメンテナンスの心配がないので安心です。

 

https://business.xserver.ne.jp/



 

ブログ以外の独自のWEBサービスを運営したい場合は、後述するVPSサーバーがオススメです。

 

3. サーバー設置場所の見直し

 

自宅サーバーは「静かで目立たない場所」に置きたくなりますが、通気性を優先してください

押し入れやクローゼットは高温多湿になりやすく、危険です。

おすすめは、

  • 風通しのよい部屋の隅
  • 直射日光が当たらない位置
  • 床から少し高い金属ラック上

このような環境であれば、熱がこもりにくく発火の心配も減ります。

 

4. スマートプラグ・温度センサーの導入

 

最近はスマートホーム製品で、温度が上がったら自動で電源を切る仕組みも簡単に作れます。

Wi-Fi接続のスマートプラグに温度センサーを組み合わせれば、
一定温度(例:50℃以上)でサーバーを停止させることも可能です。

外出中でもスマホから温度を確認できるため、安心感が段違いです。

スマートホーム化というと揃えるのに、お金がかかりそうというイメージがありますよね?
確かに、全てスマートホーム化するとなると結構な金額が必要になります。

ですが、スマートリモコンがあれば、部屋の温度も測定できますし、

オートメーション(自動操作)の設定をすれば、

ある室温以上になれば、エアコンの冷房を自動でつけるということも可能になります。

私も実際に、nature remoというスマートリモコンを使っていますが、
自宅サーバー運用に欠かせない存在になっています。


Nature Remo mini 2 ネイチャーリモ スマートリモコン 温度センサー搭載 お子様やペットの室温管理に Alexa/Google Home/Siri対応 Remo-2W2

私のように賃貸でエアコンの機種を選べない人でも、
nature remoは赤外線でエアコンを操作できますので、安心です!

nature remoについて詳しく知りたい方は、
過去に記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください!

 

【スマートリモコン】できることを解説!帰宅後の灼熱の部屋とはおさらばできます!

【スマートリモコン】できることを解説!帰宅後の灼熱の部屋とはおさらばできます!

 

 

自宅サーバー火災リスクを減らす代替案

 

もし

「安全管理が不安」

「電気代が気になる」

 

という場合は、クラウドVPSを検討するのもありです。

ConoHa VPSやXserve VPSなどでは、月数百円〜数千円で安定稼働でき、火災リスクはゼロです。

 

ConoHa VPS



 

XServer VPS



 

趣味として自宅サーバーを楽しむのは素晴らしいことですが、
商用運用や長時間稼働、サーバの学習が目的ならクラウドのほうが安全で経済的です。

 

もし煙や焦げ臭さを感じたら?

 

異臭や煙を感じたら、すぐに電源を切り、ブレーカーも落としましょう。
通電を続けると発火リスクが高まります。
消火器(ABC粉末タイプ)*備えておくと安心です。

水をかけるのは感電の危険があるため絶対に避けましょう。
再通電せずに専門業者やメーカーに相談し、原因を確認することが大切です。

 

まとめ:自宅サーバーを安全に運用するには

 

自宅サーバーは便利で面白い技術の遊び場ですが、電気と熱を扱う以上、火災リスクは常に存在します。

しかし、電源管理・掃除・通気性・設置環境を意識すれば、十分に安全に運用できます。

 

最後にもう一度ポイントをまとめます。

  • タコ足配線を避け、電源容量を守る
  • 定期的に掃除して埃を溜めない
  • 通気性のよい場所に設置する
  • スマートプラグや温度監視で安全を自動化

これらを徹底すれば、「安全な自宅サーバー運用」も可能です。
火災を防ぎつつ、自分だけのサーバー環境を楽しみましょう!

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 深山は美山 , 2025 All Rights Reserved.