ビジネスパーソン必見!!野村克也の言葉が凡人を達人に再生させる
ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。
フリーの作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。
野村克也さんの『凡人を達人に変える77の心得』を読んだのですが、
仕事に悩めるビジネスパーソンにとって役に立つ金言だらけだったので
ブログでご紹介したいと思います。
野村克也さんの本を読もうと思った理由
僕は、あまり野球を見ないし、詳しくないので
正直言って野村克也さんは「ボヤき」という印象しかなかったのですが、
色々な本の著者がこぞって野村克也さんのことを絶賛していたので、
これは一度本を読んでみなくては!
と思い、本書を手に取りました。
本を読み終えてみて、早く読んでおけばよかったなぁ…
と思わずそんな感想を抱いてしまいました笑
プロ野球は、大成するためには才能や運と言った要素も大いに重要になってくる
世界だと思います。
もちろん、野村さんは選手としても監督としても輝かしい活躍をされてきた才能がある方です。
しかし、野球人生の全てが順風満帆だったかというと
そういうわけではない。
むしろ、上手く行かなかったことの方が多かったと言います。
野村さんのプロ野球キャリアは、南海ホークスのテスト生からスタートします。
契約金があったわけではなく、スカウトされて入ったわけでもない。
自分の意志でテストを受けて、南海ホークスに入団します。
しかし、当時の南海ホークスではテスト生から一軍の選手にのし上がった人はいなかったそう。
「常識」で考えてしまえば、テスト生から一軍の選手になれっこない
と腐ってしまいそうですが、野村さんは違いました。
地道な練習と頭脳を駆使して、一軍までのし上がっていき
着実に結果を出して行くこととなります。
僕は、音楽をやっているのですが、音楽と野球は浮き沈みが激しい業界
という点で似ていると思います。
そう言った意味でも、野村さんが説く仕事論を興味深く拝見しました。
僕のように創作の分野で活動されている方は、本書がとても参考になると思います。
また、創作をされていないビジネスパーソンの方であっても、
目からウロコの金言が盛りだくさんです。
個人的にハッとさせられた部分が多すぎて、
全て紹介していると非常に記事が長くなってしまいますので
今回は、『凡人を達人に変える77の心得』から
気になったところを3つほどご紹介したいと思います。
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仕事の本質は「単純作業の繰り返し」にある
どの仕事であっても、単純作業はつきものです。
特に、若いうちは単純作業が仕事の多くの比率を占めるのではないでしょうか。
単純作業の繰り返しは、野球に関しても同じだ
と野村さんは言います。
バッティングなら、バットを構えてスウィングすることの繰り返し、
守備なら、球をとってそれを投げるという作業の繰り返し
この技術を高いレベルでこなすことができるのがプロだと言います。
つまり、仕事は基本的に単純作業の繰り返しであり、
プロフェッショナルを目指したいのなら単純作業を徹底的に極める必要があるのですね。
しかし、これには注意点があると野村さんは言います。
それは、「努力には即効性がない」ということである。私自身の現役時代の経験からいえば、努力イコール、結果が出ないことがほとんどだった。努力をすることで結果が悪くなることもしばしばだった。
-『凡人を達人に変える77の心得』より-
努力がすぐに結果に結びつくことの方が珍しいのですね。
しかし、だからと言って不貞腐れて努力することを放棄したらいけない
と野村さんは言います。
そもそも努力をしなければ、自分を変えることは永遠にできません。
すぐに結果は出ないとしても、やはり努力を積み重ねて行くしかないのです。
「努力を邪魔する誘惑」を断ち切る強さを持て
「バットをたくさん振って一流になれるのなら、みんな一流になっているよ」
-『凡人を達人に変える77の心得』より-
野村さんが、練習後、球団の宿舎で一人素振りをひたすらしている際に、先輩からかけられた言葉だそうです。
そして、それに続く言葉は決まって
「だから今日はもう素振りなんかやめて飲みに行くぞ」
だったそうです。
何か目標に向かって必死に努力していると、このように「努力を邪魔する誘惑」が必ずやってきます。
魅力的で断ることが容易でないのが誘惑ですが、これを断ち切る強さを持つことが大成するためには大切なのですね。
野村さんの場合、先輩からの誘惑は何かと理由をつけることで断っていたそうです。
体育会系で縦社会のプロ野球界では、先輩の誘いを断るなんて非常に勇気がいることですが、
それでも野村さんは飲み会の誘いを断りバットを振り続けたと言います。
それは、「何がなんでも一軍に上がりたい」という思いがあったから。
しかし、自分が野球で大成するという大それたことは思っていなかったとも言っています。
つまり、どのみちクビになるとしても、やれることは全てやった上でクビになりたい
という思いがあったのですね。
やれることをやり尽くして、努力の限りを尽くした。
それでもダメだったのなら、諦めがつく。
と野村さんは考えたそうです。
だから、がむしゃらに地道な努力を続けることができたのですね。
やるなら、徹底的にやる。
そして諦める時は、「もうやれることはやった、これ以上は努力できない」
という所までやって諦めたいものです。
結果に執着する前に「当たり前のこと」を実行しろ
目標を聞かれると「一軍レギュラー定着」、「打率〇〇割」のように
結果を目標として答える人がほとんどです。
しかしながら、野村さんは過程を目標に設定してもいいのではないかと説きます。
結果は、正しい過程を経ることで得ることができます。
一軍のレギュラーとして定着する結果が得たいのであれば、
そこにたどり着くまでの過程が必ず存在します。
この過程を確実に積み重ねて行くことを目標にしてもいいのではないか
ということですね。
では正しい過程とは、何なのか。
これは何も特別なことではありません。
「当たり前」のことの積み重ねです。
野球であれば、素振りの練習を欠かさない
と言った超基本的なことです。
しかし、この当たり前をちゃんと積み重ねることができる人は少ないと野村さんは言います。
なぜなら、これらの当たり前のことは他の人の目に止まりにくいから。
また、先ほども書いたように努力がすぐに結果に結びつくことは稀だからです。
仕事が軌道に乗り始めるとついこの当たり前のことがおろそかになってしまいます。
しかし、その成功を一時的なもので終わらせず、長期的なものにできるかどうかは
普段の当たり前の継続が何よりも大切になってきます。
調子の良い時こそ、慢心せずに基本を大事にする必要があるのですね。
まとめ
- 仕事は単純作業の繰り返し!
- 努力を邪魔する誘惑を断ち切れ!
- 結果を気にする前に当たり前を積み重ねろ!