新社会人は読んでおきたい『ダンドリ仕事術』
どうも、しんさんわーくすです。
吉山勇樹さんの『残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術』を
読み終わりましたので、レビュー・感想を書いていきます。
僕自身、社会人になったばかりなので、
この本を読んでみてダンドリの大切さがよく分かりました。
「時間は有限であるから大切にしなければならない」
という言葉は、使い古されており、誰もがそう思っていると思います。
しかし、時間は限られていると分かっていても、
ついついダラダラした時間の使い方をしてしまう人は多いのではないでしょうか。
『ダンドリ仕事術』では、仕事のダンドリをしっかりとすることで
スムーズにタスクをこなしていくためのノウハウが色々と紹介されています。
『ダンドリ仕事術』の中で、個人的に気になった部分を3つほど紹介していきたいと思います。
上司を使え!
『ダンドリ仕事術』では、上司に使われるのではなく、逆に上司を使うように提唱しています。
「上司は使うもの」と認識しましょう。
-p.56-より
上司を使うということに関しては
自己啓発系の本で良く言われています。
新入社員だからといって、上司に遠慮して委縮してしまうのではなく、
逆に使い倒すくらいの勢いが必要
といったところでしょうか。
しかし、具体的にどうやって使い倒していけばいいのか、
という部分があまり書かれていなかったので残念でした。
まあ、突っ込んだ話となると1冊の本になってしまうので、
仕方ないと言えば、仕方がないのかもしれません。
引き出しをたくさん持っておく
とあるコピーライターの例が紹介されていました。
ある一つのキャッチコピーを決めるのに100~200のアイデアを出すというものです。
引き出しをたくさん持つというのは、クリエイティブな仕事なら
当たり前のことですが、紹介された事例が個人的に気になったため
紹介しました。
1曲書く場合でも、メロディのアイデアをたくさんだしてみて、
そこから良いメロディを絞り込んでいく。
そして、たくさんアイデアを出すには、自分の中に色々な曲の引き出しがなければいけない。
基本的なことですが、改めて大切なことだなと思いました。
付箋活用術
ダンドリを良くするための道具として、付箋が紹介されていました。
仕事場の机に付箋をペタペタ貼っている方も多いと思います。
やるべきこと、TO DOリストを付箋や紙などに書きだすことは非常に重要なことです。
頭の中だけで処理していると、すぐにワーキングメモリーがいっぱいになってしまう。
能率を上げるためにも、TO DOリストに書きだすことは大事と言えるでしょう。
また、終わったタスクを線を引いて消すことで、どの作業が完了したのかが
一目瞭然になります。
加えて、「消す」という作業をすることにより、脳が快感を得ると言います。
モチベーションアップにも繋がるようです。
この辺りのことは、樺沢紫苑さんの『覚えない記憶術』に書かれています。
気になった方は一読してみるのも良いかもしれません。
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『ダンドリ仕事術』は、全体的にごく当たり前のことが書かれているという印象でした。
しかし、この当たり前が厄介なんですね。
知っていても実践できていなければ、当然ですが効果がありません。
逆に、『ダンドリ仕事術』に書かれていることを少しずつやっていければ、
成果も上がってくるのではないでしょうか。
また、『ダンドリ仕事術』は明日香出版社さんから出ているということで、
1つの見出しが見開き1ページにまとめられています。
とても、読みやすい作りになっているので、
普段あまり本を読まないという人でもスラスラと読み進められるのではないでしょうか。
この春から、新社会人になったという方にも是非オススメしたいですね。