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ホリエモン『刑務所なう。』刑務所でも自由に生きる! 【書評】

 
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ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。

アフターファイブ作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。

ホリエモンこと堀江貴文さんの『刑務所なう。 ホリエモンの獄中日記195日 (文春e-book)』を読み終わったので、
書評を書いていきたいと思います。

ご存知の通り、堀江さんは2011年6月20日から
受刑者として刑務所に収監されていました。

堀江さんは、収監中もスタッフに手紙を送るという形で有料のメルマガを
ほぼリアルタイムで発信し続けたそうです。

本書は、受刑者として刑務所で過ごした日々の記録や
刑務所内で読んだ本の書評、時事ネタ評論などをまとめたものです。

また、刑務所内での出来事をマンガ形式でまとめているページもあり、
辛い刑務所生活がどこかコミカルに描かれていて思わずクスッとしてしまいました。

刑務所でも自由に生きる

 

本書を読み進めていくと自ずとわかってくるのですが、
刑務所の暮らしは非常に不自由を強いられます。

持ち込めるものが限られていたり、
差し入れは厳しくチェックを受けて、
入ってくるのにもタイムロスがあったり

当然ネットも使えなかったり

と現代の暮らしに慣れてしまっている僕らからすると
想像を絶するほどの息苦しさがあると思います。

そんな状況にありながらも、
堀江さんはスタッフに手紙を送るという非常にアナログな方法で
メルマガを更新し続けていました。

また、習慣前は情報収集をネットで行っていたものの、
ネットが使えないので、新聞やブログ記事を印刷してわざわざ送ってもらったものを
チェックしていたそうです。

堀江さんのメルマガでは、
読者からの質問に堀江さんが答えるというコーナーがあるそうなのですが、
寄せられた質問を見ているとみんな塀の外で自由に暮らしているはずなのに、
何でこんな不自由そうに暮らしているんだ?

と疑問を持つようなものも多くあったそうです。

塀の中にいたとしても、
できる限りの方法で情報をインプットしている堀江さんからすると
その気になればいつでも情報にアクセスできる読者が
何故こんなに不自由そうにしているのか不思議だったのかもしれません。

情報を集めたり、何か行動を起こしたりする
ということは置かれた状況の違いというよりも
むしろその人の意識・姿勢の差なのかもしれませんね。

とにかく働きたい

 

本書を読んでいて、印象に残ったのが堀江さんはとにかく働くのが好きな人ということでした。

これは、先日読んだ「ゼロ」でも同じようなことを感じました。

そして、気房。そこでも細々とした回収作業など。忙しいのはいいことだ。休日も返上で働きたいぐらいである。

-『刑務所なう。』-より

 

手紙の発信制限がなければ、もっと送ってくれてもいいくらいだ!やっぱり仕事をしていると楽しいね。

-『刑務所なう。』-より

と、こんな感じで貪欲に仕事を追い求めている様子が文章のあちこちから伝わってきます。

仕事をやらされている典型的なサラリーマンからすると
「休日返上してでも働きたい」
という境地はある意味羨ましくもあります。

刑務所に収監されていながらも、
懲役で与えられた仕事を真剣にこなし、
更には手紙での情報発信、スタッフとの面会時のミーティングなど
非常によく働く堀江さんの様子を見ていると

何だか自分も手を動かして何かをしなければ
という気持ちに駆られてくるのでありました。

まとめ

 

元々は日記として書かれた記録をまとめて本にしたものなので、
最後はいきなり本が終わったという印象が強かったです。

最近また何かと話題になっている堀江さんですが、
刑務所時代はどんなことを考えて、どんなことをしていたんだろう?

というふとした疑問から本書を手に取りました。

先が見えず不安だらけの刑務所生活の中でも
努めて前向きに物事を考えようとする堀江さんの姿勢には、
読んでいるこちらとしても非常に見習わなければいけないと
反省させられました。

『多動力』をはじめとするビジネス書みたいに、
何か金言がある
という類の本ではありませんが、

普段はうかがい知ることのできない刑務所の暮らしを
堀江さんの視点を通して覗くことができる1冊です。

興味を持った方は是非一読して見ることをオススメします。

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