藤田田『ユダヤの商法』は稼ぐに対して真剣な人のためのバイブル
ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。
アフターファイブ作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。
突然ですが、皆さんは藤田田(デン)さんをご存知ですか?
もしかしたら、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、マクドナルドは知っていますか?
そうです。みんな大好きマックです(関西ではマクドかな?)。
実は藤田田さんは、日本マクドナルドの創業者なのです。
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藤田田(デン)とは
マクドナルドは、今でこそ日本でも人気のファストフード店ですが、
藤田田さんが日本マクドナルドを創業したのは、
戦後間もなく、まだ日本でパン食が一般的ではなかった時代です。
当時は、日本でパンに肉を挟んだハンバーガーなる食べ物が流行るなんて、
ほとんどの人は考えもしなかったことでしょう。
しかし、商売の天才である藤田田さんは、
これからは金髪のチャンネー(若い女性)がハンバーガー片手に、
銀座を闊歩する時代がやってくると見抜き、
見事に日本の食文化を変えてしまったという「すごい人」なのですね。
そんな、藤田田さんは残念ながら2004年に逝去されています。
藤田田さんの商売哲学をリアルタイムで知ることはできないのですが、
なんと藤田さんが商売の法則についてまとめた書籍があるんですね。
それが今回ご紹介する『ユダヤの商法』です。
ユダヤ人とは
なぜ、藤田田さんの商売の法則について書かれた本なのに、
『ユダヤの商法』というタイトルなのか。
それを解説する前に、まずユダヤ人についても押さえておきましょう。
ユダヤ人とは、ユダヤ教信者または、ユダヤ人の親をもつ人々から構成される
宗教的民族のこと。
つまり、どこか特定の国の民族というわけではないんです。
僕たち日本人からするとイマイチイメージが掴みづらいですね。
このユダヤ人たちは、全世界の人口の中の0.02%いるそうです。
そして驚くべきことに、ノーベル経済学賞受賞者の40%がユダヤ人なんだそう!
つまりめちゃくちゃ頭の良い集団なんですね。
他にもユダヤ人の世界的著名人は数多く存在しています。
そんな数多くの有名人がいるユダヤ人ですが、商売上手な人が多い民族なんだそうです。
戦後間もない頃、GHQが日本で活動をしていた頃、
藤田田さんは語学に堪能であったため、GHQの通訳のアルバイトをしていたそうです。
優れた観察眼を持つ藤田さんは、GHQの人々を見ていく中であることに気がつきます。
階級は軍曹であったものの、給料前で金欠のGHQに対し高利で金を貸し、
将校以上に悠々自適な生活を送っている人がいる。
彼こそが、藤田田さんが最初に仲良くなったユダヤ人のウィルキンソンなる人物だったと言います。
このウィルキンソンをはじめ、様々なユダヤ人と関わっていく中で、
藤田田さんはユダヤの商法について学んでいくこととなります。
元々、頭脳明晰で商才もあった藤田田さんですが、
このユダヤ人との関わり、ユダヤ式の商法を学ぶことにより、
日本を代表する大商人となりました。
そのユダヤ人の教えを藤田田式にまとめたのが『ユダヤの商法』なのですね。
女と口を狙え
さて、ここからは『ユダヤの商法』を読んでみて印象的だった項目をご紹介したいと思います。
まずは、「女と口を狙え」です。
これはどういうことかと言うと、ユダヤの商法において、扱うべき商品は2つしかない。
つまり女性向けの商品と口にすることを目的とした商品です。
まず、女を狙えとはどう言うことなのか?
それは、4000年以上の歴史をもつユダヤ商法の経験を元に弾き出された公理とのことです。
つまり、男は働きお金を稼いでくる生き物であり、
女はその稼いできたお金で生活を成り立たせていく生き物である。
そのため、財布を握っている女を狙って商売をすれば、稼げると言うことなのですね。
まあ、今の時代にこういったステレオタイプ的な見方をすると炎上しそうですが…笑
それでも、女性が家庭のお財布を握っていると言うパターンはまだまだ多いのではないでしょうか?
これは言っていいのかわかりませんが、実は僕のお客さんも女性が圧倒的に多いです。
もしかしたら、今の時代においても女性の方が積極的にお金を使ってくれるのかもしれませんね。
しかし、この「女を狙え」と言うのはある程度商才を持っている人向けのアドバイスなのだとか。
商才が人並み、または人並み以下の人は、女ではなく「口を狙え」
と藤田田さんは説いています。
「口を狙え」とは、野菜や肉と言った食料、
それらを調理し提供するレストランやファストフード店など。
極端な話、毒薬であっても口に入り商売ができるものであれば、
儲かると藤田田さんは言います。
まとめ
今ご紹介した「女と口を狙え」以外にも
- 雑学を積むべし
- 判断の基礎は外国語だ!
- 薄利多売はバカの法則
- 働くために食うな、食うために働け
などなど、目から鱗の金言が満載です。
なかなか自分のビジネスが上手く行っていないんだよなぁ…
と言う方は、一読してみると状況を打開するためのヒントが得られるかもしれませんね。