コツコツ勉強したくない人のための手抜き英語学習法
ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。
フリーの作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。
成毛眞さんの『ビル・ゲイツとやり合うために仕方なく英語を練習しました。 成毛式「割り切り&手抜き」勉強法』を読みました。
著者の成毛さんは、元日本マイクロソフト社のCEOで、
書評サイト「HONZ」の代表です。
「マイクロソフト」社と聞いて次に思い浮かべるのは、
やはりビル・ゲイツでしょう。
マイクロソフトの創業者であり、世界トップの億万長者ですね。
著者の成毛眞さんは、編集業がやりたくてアスキーに転職しますが、
まだベンチャー企業だったアスキーマイクロソフトに出向するよう命じられます。
そうすると必然的に、アメリカのマイクロソフト本社にいるビル・ゲイツとやりとりをする必要が出てくるわけです。
当然、英語で。
しかし、当時成毛さんは英語がバリバリできた訳ではないと言います(謙遜の可能性もありますが…)
そうなると速やかに英語を使えるようにしなくてはならない。
でも、ツールである英語の勉強に膨大な時間を費やしたくない。
でも、いわゆる日本人英語ではなく、それっぽい英語を使えるようになりたい。
しかし、そんなにバリバリ英語の勉強をしたい訳ではない…
と言ったように、
あえて言い方を選ばないとするとワガママな想いから生まれた英語勉強法が成毛式です。
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成毛式の特徴と対象者
本の表紙にも書かれていますが、「割り切り&手抜き」勉強が特徴的です。
この後、成毛式勉強法について個人的に気になった部分についてご紹介して行きますが、
先にこの本に書かれている勉強法を実践していくべき対象者を明らかにしておきます。
まず、身も蓋もない言い方をすると9割の日本人は英語を勉強する必要はありません。
と著者は言っています。
実際にそれがタイトルとなった本も出しています。
成毛式の勉強法は、残りの1割の日本人、
仕事で英語話者とどうしてもやりとりをしなければならない人が対象となっています。
というのも、英語なんて必要にかられなければ必死になって身につけようとしないからですね。
ダイエットと同じで、英語を勉強するのにも期限や目標が必要になってきます。
いつか英語が話せるようになればカッコいいよなぁ〜
くらいの思いでは、英語を使えるようにはなりません。
だって、日本で暮らしていれば英語なんて必要ないんですから。
ということで、今すぐにでも絶対英語が使えるようになる必要がある人に向けて本書の勉強法をご紹介して行きます。
成毛式英語勉強法5つの練習法
成毛式では、5つの英語練習法が提示されています。
この5つの練習法は、先ほども書きましたように
出来るだけ時間をかけずに、英語をそれっぽく使うためのトレーニング法です。
それは、
- 発音の基礎
- 「物まね」という筋トレ
- 英語以外の知識
- 道具の活用
- 優先順位を明確にした暗記
です。
今回は、これらの中から1発音の基礎、2「物まね」筋トレ
について詳しくみていきましょう。
発音の基礎
著者の成毛眞さんは、英語を身につけるにあたり、
誰のように英語を喋れるようになりたいかを考えたそうです。
成毛さんが一番英語を使って会話するであろう人物は、ビル・ゲイツであったため
ビル・ゲイツのような英語を喋れるようになろうと目標を定めます。
そして、ビル・ゲイツは英語のネイティブスピーカーなので(当然ですが)
発音もそれっぽく近づけなくてはなりません。
そこで、まず基礎的な発音のトレーニングをしたのですね。
そして、成毛さん曰く英語の発音においては、母音よりも子音の方に重きをおいてトレーニングした方が良いそうです。
確かに日本語で「ア」という母音は一つしかありませんが、英語ではそれに近い音がいくつかあります。
ですが、それよりも日本人は子音をないがしろにしがちと成毛さんは指摘しています。
具体的な発音のトレーニング法についてですが、
成毛さんは本当に基礎的なところから行ったそうです。
中学校1年生で使うテキストを利用したり、ABCの英語の歌を練習したり
と言った具合です。
「物まね」という筋トレ
成毛さんの持論として
「物まねがうまい人は英語の上達もうまい」
という考え方があります。
物まねがうまい人というのは、物まねの対象の特徴を抽出し、再現する能力に長けています。
つまり、物まねがうまい人は
英語の特徴的な音やリズムを掴みとり、それを自分で再現することができるのですね。
その例として、小林克也さんが紹介されています。
僕は、番組について詳しく知らないのですが、
80年代に流行した、洋楽のミュージックビデオを紹介する「ベストヒットUSA 」という番組のVJ
として有名なのだそうです。
小林さんは、英語をとても巧みに操るそうなのですが、
帰国子女でも留学の経験があった訳でもないそうです。
つまり、日本の日本語のみが使われている環境で育ち、素晴らしい英語力を身につけた方なのですね。
小林さんが英語に興味を持ったきっかけは、
アメリカ人兵士向けにラジオで流されていたAFNを視聴したことだったそうです。
その後、エルビスプレスリーに興味を持ち、歌詞を聞き取っていくうちに英語力が向上して言ったそうです。
そんな小林さんですが、英語力を鍛えるためにやったトレーニング法の一つが口の周りの筋肉を鍛えることです。
日本語だけ話していると日本語に必要な筋肉しか使いません。
しかし、英語の音を紡ぐために必要な筋肉は、日本語の場合とはまた異なるのですね。
英語には英語に適した筋肉の使い方がある。
それに気が付いたのは、英語話者の物まねをしていたからだろう
と成毛さんは言います。
英語を素早く身につけたいのなら、物まね力も磨きましょう!
ということですね。
まとめ
- 英語は必要に迫られて身に付く
- まずは発音
- 物まねで筋トレ