作曲初心者の為のやさしいポピュラー音楽理論【コードとスケール編】
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
しんさんわーくす(@shinsanworks)です。
今回の記事では、ポピュラー音楽理論において
非常に重要なコードとスケールの項目に触れていきたいと思います。
コードとスケールって実は密接な関係にあるんですよね。
今回は、シンプルに考えるために、
Cメジャー・スケールを用いて説明します。
Cメジャー・スケール
まずは、Cメジャー・スケールを考えていきましょう。
みなさん分かりますか?
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」
はい。お馴染みの音階ですね。
英語だと、
「C・D・E・F・G・A・B」
当たり前じゃないかと思った方も多いでしょう(笑)
では、メジャー・スケールの半音・全音関係は分かりますか?
「全・全・半・全・全・全・半」
ですね。
僕が習ったポピュラー音楽理論においては、
スケールを考える際に全音・半音の関係を重要視しています。
なので、スケールを全音・半音で考えるのが苦手という人は、
頑張って慣れていってください。
Cメジャースケールにおけるダイヤトニック7thコード
前の項で、Cメジャー・スケールが分かりました。
今度は、Cメジャー・スケールから作られるダイアトニック7thコードを考えていきましょう。
その前にダイアトニック・コードって何?って思われた方もいるかもしれませんね。
ダイアトニック・コードとは?
ダイアトニック・コード【diatonic chord】
ダイアトニック・スケール上に成り立つ7通りのコードを指す。ダイアトニック・コードは3音構成によるもの(トライアド)と4音構成によるものとに分けられる。
–Guitar magazine『ダイアトニック・コードとは?/初心者集まれ!指板図くんのギター・コード講座 第26回』よりー
この説明だけで、
「なるほど!」
と納得する人はおそらく初めからこの記事を見ていないでしょう(笑)
そもそも、ダイアトニック・スケールってなんだよ!?
って話ですよね。
ダイアトニック・スケールは、
以下の条件を満たしたスケールが当てはまります。
- 半音が連続しない
- 2つの半音、5つの全音からなる
この2つの条件を満たしたスケールが
ダイアトニック・スケールとなります。
さっそく、全音・半音が出てきましたね(笑)
Cメジャー・スケールもダイアトニック・スケール
ダイアトニック・スケール条件を満たしたスケールは、
全部で14個できます。
そのうちの一つが先ほど見た、いわゆる
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」
のスケールなのですね。
もう一度全音・半音で見てみると
「全・全・半・全・全・全・半」
です。
上のダイアトニック・スケール条件と照らし合わせてみてください。
ちゃんと条件を満たしていますね。
ということで、Cメジャー・スケールもダイアトニック・スケールの一つなのです。
Cメジャー・スケールにおけるダイアトニック・7thコード
さて、ではCメジャースケールにおけるダイアトニック・7thコードを考えてみましょう。
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」
「C・D・E・F・G・A・B」
それぞれの音をルート(根音)として、
3度堆積で4和音を作ってみましょう。
ここでは簡単に
3度堆積は、3度ずつ音を積み上げること。
4和音は、7thコードのことだと考えてください。
そうすると、
「C△7・Dm7・Em7・F△7・G7・Am7・BΦ7」
という7つのコードができます。
この7つの和音は、ポピュラー音楽において
非常によく出てきます。
もし、今回のポピュラー音楽理論の解説を読んでよく分からなかったとしても、
このコードだけは覚えておきましょう。
ピンっと来なかったら丸暗記した方が早いです。
まとめ
簡単にまとめるつもりが、長くなってしまったので
いったん締めます。
今回出てきたダイアトニック・7thコードを見て、
「△7、7、m7、Φ7」
のように色々種類があるのは、なぜだろう?
と疑問に思った方も多いでしょう。
それについては、また別の機会に記事に書きます。
さて、ダイアトニック・7thコードですが、
それぞれのコードとそれに対応するスケールの関係が
非常に重要になってきます。
次回は、その辺りの説明をしていきます。
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[…] 「なんのこっちゃ?」という人は、前回の記事を読んでみてください。 […]