イラストレーター兼作曲家のサイト

ロックやポップスの作曲に音楽理論は必要?いらない?

2018/07/08
 
本サイトにはプロモーションを含みます
この記事を書いている人 - WRITER -

 

ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。

アフターファイブ作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。

 

音楽をやっていると必ずぶつかる壁があります。

それが音楽理論を勉強するべきか、否かという問題です。

「音楽理論なんて勉強しなくても、
ロックやポップスの曲は作ることができる。」

「変に理論武装してしまうと曲がつまらないものに
なってしまうのではないのか。」

など、音楽理論を否定する意見は様々あると思います。

スポンサードリンク

ロックやポップスに音楽理論は必要なのか?

 

まず、音楽理論が音楽をやっていく上で必要なのか。

僕なりの意見を述べていく前に、
僕がいう音楽理論の位置づけを明らかにしておきましょう。

 

音楽理論は大きく2種類に分かれる

 

音楽理論と言っても、大きく2種類に分けられます。

1つは、ガチガチのクラシックの音楽理論

もう一つはそれ以外の商業音楽・ポピュラーミュージックの理論です。

かなり大雑把な分け方ですね。

両者を混ぜて考えるとややこしくなるので、
自分がどういう音楽を作りたいか最初にハッキリさせて、
そこからどちらの理論が必要なのか考えていく必要があります。

僕の場合は商業音楽・ポピュラー音楽を作っていきたいので、
ここで言う音楽理論は、ポピュラーミュージックの理論のことを指しています。

 

音楽理論を無理に学ぶ必要はない

 

では、ポピュラー音楽の理論を学ぶ必要があるのか。

結論を言うと、学びたくないのであれば学ぶ必要はありません。

かなり歯切れの悪い結論ですね(笑)

こういう言い方になってしまうのは、
音楽理論が必要かどうかは、どんな風に音楽活動を行っていきたいか、
人によって異なるからです。

「趣味で好きに音楽を作りたい。」

「とりあえず難しいことはいいから、曲を作ってみたい。」

このように、自由奔放に音楽を作りたいという人にまで、
音楽理論を勉強するように強制するのは、やはり違うと思います。

逆にいうと、これから楽器や作曲を始めてみようと思っている人が、
音楽理論を最初から完璧に理解しようとすると絶対挫折します。

 

ある程度楽器のスキルがついたり、
曲作りの経験が増えていったりした上で、
更にステップアップしたい。

もっと自由自在に頭の中でイメージした曲を形にしたい!

と思った段階で、音楽理論が必要だと感じたなら
思う存分学んで行けばいいのではないでしょうか。

勉強したきゃすれば良いし、イヤイヤやっても仕方がない
ということです。

まだ、音楽を始めたばかりであれば、
理論云々を学ぶよりも、音楽は楽しい!
ってことを十分に体感することの方がよっぽど大切なのです。

極端な話、音楽理論がまるでわかっていなかったとしても、
作曲をすることはできるのですね。

みなさん、お風呂に入っている時や部屋でリラックスしている時に
自然と鼻歌でメロディを歌ってしまった
という経験はあるのではないでしょうか?

それは、自分が好きな曲のメロディかもしれませんし、
テキトーに自作のメロディを口ずさんだのかもしれません。

もし、オリジナルのメロディを歌ったのだとしたら
それはもうすでに作曲をしている
ということになるのですね。

作曲は特殊なスキルかのように思えますが、
実は誰でも作曲の能力は持ち合わせているのです。

 

良い曲をたくさん作りたいから音楽理論を学ぶ

 

ここまで、単に音楽を楽しみたいだけならば、
音楽理論なんて必要ないんだよ
というお話をしてきました。

次はもっとステップアップして、
音楽で生計を立てて行きたいと考えている場合
音楽理論は学ばないといけないのかというお話を
して行きたいと思います。

結論から先にいうと、音楽でご飯を食べて行きたいのなら
音楽理論を勉強するべきです。

というよりも、音楽理論を勉強しない理由がないのです。

よく、音楽理論を学ぶことに対して否定的な人は、

「音楽理論を学んでしまうとオリジナリティがなくなってしまう」

「俺は俺の感性のみで勝負したいんだ!」

という主張をしがちです。

でも、これって誤解なんですよね。

音楽理論は、先人の天才的な音楽家たちが
どうしたら美しい音楽になるか
クソ真面目に研究した努力と才能の結晶なのですね。

音楽理論を知っているから、
セオリー通りの手法を採用することができるし、
理論から外れた方法を取り入れることもできる。

「俺は天才だから、音楽理論なんて必要ない。
俺の感性のみで勝負するんだぜ。ベイベー!」

って主張している人ほど、
無難な音を選んでしまったり、
無理な転調をして曲を破綻させてしまったり
しがちです。

先ほども書いたように作曲は誰でもできます

運良く素晴らしいメロディを生み出して、
それがヒットすることももちろんあるのです。

でも、それだと後が続いて行かないのですね。

本当に音楽で生計を立てて行きたいのであれば、
良い曲を作り続けて行かなければいけません。

良い曲、良い音楽を作るためにどうすれば良いのか、
もうすでに過去の偉大な先輩たちがそのためのヒント
残していてくれるわけですからそれを学ばない手はありません。

ぜひ、将来的に音楽で生計を立てて行きたいと考えている人は、
食わず嫌いせずに音楽理論を少しでも学んでみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

 

今回のまとめです!

  • 音楽理論はクラシックとポピュラーの2種類の理論に大別される
  • 音楽を楽しむためには理論は不要
  • プロを目指すなら音楽理論を学ばない理由はない

 

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 深山は美山 , 2017 All Rights Reserved.