脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい【書評】

 
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フリーの作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。

今回の書評は、加藤俊徳さんの「脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい」という本です。

この本を読もうと思った理由は、
タイトルの「脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい」
という文言に惹かれたためです。

帯の「身近な悩みを解決する『攻めの脳トレ』40」
と書かれたキャッチフレーズからも分かるように、
本書は、いわゆる脳トレ本となっています。

脳トレ本は、一時期ブームになったこともあり、
各社から数多く出版されていますが
ラジオを脳トレに使うと謳った脳トレ本はなかなか珍しい
と思い手に取った次第でございます。

そんな「脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい」を読んでみて
印象に残った点をご紹介したいと思います。

 

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聴覚系脳番地はコミュニケーションの出発点

 

著者の加藤俊徳さんは、脳科学者であり、
自身が幼少期からコンプレックスだった「聞く力」について
研究を続けて来た経験が本書を書くきっかけとなっています。

著者は、聞く能力や記憶する能力、思考する能力など
それぞれの能力を司る脳の区画を「脳番地」という用語を
使って説明しています。

本書のメインテーマである「聞く力」は
「聴覚系脳番地」が担当しています。

著者曰く、現代人はテレビやスマホを使いまくる生活を送っているため、
視覚系脳番地ばかりを使っており、相対的に「聴覚系」の比重が低くなって
いると指摘しています。

この「聴覚系」が衰えることで何が困るかというと
コミュニュケーションがうまくいかなくなるそうです。

私たちが相手の話を聞いて、それに対して答えるとき、
聴覚系でまず言葉を認識し、理解系で相手の話を理解し、
伝達系により相手に自分の意図を伝えます。
-「脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい」より-

このように、聴覚系は僕たちがコミュニュケーションをはかる際の
とっかかり、出発点となっているのですね。

あまりにも、テレビやスマホに時間を割いている現代人、
聴覚系を鍛えるためのツールとしてラジオを用いてはどうか?

というのがこの本の著者の主張ですね。

 

「聞く力」は何歳からでも強化できる!

 

「脳を鍛える」という話になった時に、
いまだに誤解されがちなのが、

「自分はもう〇〇歳だから、脳を鍛えるのには遅すぎるだろう…」

という考え方です。

ひと昔前は、大人になったら脳は成長しない
という言説が常識とされていましたが、
最近ではそれは誤りであったことが分かって来ました。

つまり、脳は何歳であっても強化できるということです。

もちろん、これは脳の区画の一つの「聴覚系脳番地」であっても
あてはまります。

これは、著者の経験からも言えることだそうです。

著者は35歳で最先端のMRIを用いた脳の画像研究をするために、
アメリカに渡ったそうです。

博士なので、英語の読み書きはできたそうですが、
会話となるとまるでダメだったそうです。

しかし、アメリカで研究をしていく上では
英語でのコミュニケーションは必須です。

そこで著者は、英語話者の発言を注意深く聞いたり、
英語のラジオ放送を毎日欠かさずに視聴したと言います。

そうした地道な努力を3年間続けたところ、
少しずつ英語が聞き取れるようになっていったと言います。

確かに、子供と比べれば大人は「聞く力」を鍛えるのに時間がかかります。

しかし、聞く力のトレーニングを習慣化することで
着実に脳を鍛えることができるのですね。

 

「ながらラジオ」で複数の脳番地を活性化!

 

聴覚系脳番地は単独で作用するのではなく、
他の脳番地と連携することで力を発揮するそうです。

つまり、複数の脳番地を同時に使うことが脳の活性化に繋がると言います。

例えば、ラジオを聴きながら、料理や掃除をしたり

ラジオのスポーツ中継、ドラマなどを聴きながら、
その光景を想像してみたり

といった感じです。

個人的には、この著者の提案には驚きました。

マルチタスクは、脳に悪い影響がある
という話を何度か聞いたことがあったためです。

一概に「ながら」と言っても、
良いものと悪いものがあるということなのでしょうね。

「ながらラジオ」は、家事の最中などにできるため
すぐに取り組みやすいと思います。

皆さんも、今日から「ながらラジオ」の習慣を作ってみては
いかがでしょうか?

 

まとめ

 

  • 脳を鍛えるためにラジオを聞こう!
  • 聞く力を鍛えるのに年齢は関係ない!
  • ながらラジオの習慣を生活の中に取り入れよう!

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