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あなたの作曲法間違ってない?コード先・メロディ先どっちがいいの?

2023/09/24
 
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ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。

アフターファイブ作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。

 

作曲をやっていると、

ふと他の人はどのように作曲を行っているのか、

気になることがありますよね。

 

コードを先に考えてから、そこにメロディを当てはめていく方法

鼻歌でメロディを作ってから、コードを合わせていく方法

 

など人によって作曲法は様々あります。

 

どんな作曲法であっても、長所・短所が存在します。

今回は、それぞれの作曲法が持つ特徴についてまとめて行きたいと思います。



 

メロディから先に作る作曲法

 

まず最初は、メロディを先に作ってから、

そこにコードを当てはめていく作曲法です。

僕もこの方法で作曲をすることが多いです。

 

メロディ先作曲法のメリット

先にメロディを先で作曲する場合のメリットです。

メロディから先に曲を作る場合は、

メロディの自由度が高くなります。

 

コードや歌詞から先に曲を作る場合は、

どうしても、それらにメロディが引っ張られてしまう傾向にあるんですね。

 

歌モノの楽曲だと、メロディは特に大事な要素です。

アレンジは流行り廃りがありますが、

メロディは時代を超えて歌い継がれて行きます。

 

「それってどんな曲だっけ?」

と友人に聞かれたときに、

メロディを歌って伝えることがほとんどだと思います。

 

メロディは、その曲の”顔”とも言えるのですね。

メロディを先に作る作曲法の場合は、

歌詞やコードの枠に制限されることがありません。

 

逆に、先に作ったメロディから歌詞やコードまで

自然に湧き出るように思いつくようであれば、

良い曲が生まれる可能性もグッと高くなるはずです。

 

メロディ先作曲法のデメリット

 

メロディを先に作る作曲法のデメリットですが、

思いついたメロディにコードを当てはめることが

できない場合があります。

 

これは、作曲を始めたばかりの初心者がぶつかる壁の

一つですね。

 

良いメロディを思いついたんだけど、

どんなコードを当てていいのかがわからない。

わからないから、自分が使いやすいコードに合わせて

メロディも変えてしまう。

というパターンに陥っている方は多いと思います。

 

コードに合わせて、メロディを変えてしまうのは

オススメしません。

なぜなら、そのメロディが不自然になってしまうためです。

 

せっかく、自分の内から出てきたメロディを

コードがわからないからと言って変えてしまうのは

すごく勿体無いことなんですよね。

 

では、どうすればいいのか。

解決方法としては、もっと色々なコードを知ることです。

 

そのメロディに当てられるコードは必ずあります。

しかも、一つだけでなく、複数のコードが当てられる

場合がほとんどなんですよね。

 

「コードの選択肢は色々あるけれど、

曲のコンセプト・方向性を考えて

今回はこのコードを選んでみよう!」

 

こう言った選択ができるようになると、

作曲の幅もグッと広がります。

 

より自由度の高い作曲を行うためにも、

もっとコードを知っていく必要があるのですね。



コード先の作曲法

 

次はコードを先に考えて、そこにメロディを当てはめて

いく作曲方法ですね。

 

この作曲法は、インスト曲をメインで作っている

DTMerに多い印象です。

コード先の作曲のメリット・デメリットについても

見て行きましょう!

 

コード先作曲法のメリット

 

コードを先に決める作曲方法の場合、

メロディを考えやすくなるというメリットがあります。

 

何もない状態からメロディを考えるというのは、

慣れていないと難しいです。

 

しかし、コードを鳴らしながらメロディを考えると

比較的メロディも思いつきやすいようです。

 

また、自分が試してみたい、新しく覚えたコード進行を

実際に使ってみよう!

という場合は、こちらの作曲法なら

積極的に試してみることができます。

 

コード先作曲法のデメリット

 

ただこの作曲法の場合、

できたメロディがコードの構成音ばかりになってしまう

ことが多いです。

 

そうすると、メロディとして使える音が狭まってしまうのですね。

 

また、コードの構成音ばかりで作っていると

曲が単調になりがちです。

 

例えば、Cメジャー(ド・ミ・ソ)というコードの場合、

構成音からメロディを始めるとなると

「ド・ミ・ソ」の3つのパターンしかありませんが、

コード以外の音(非和声音)も使えるとなると

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」

と7通りのパターンを作ることができます。

いつも同じようなメロディになってしまうという場合は、

非和声音をメロディに使ってみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

まとめると

  • メロディが先の作曲法は、自然なメロディを作りやすい
  • コードを先に考えてから、メロディを作る方法はメロディを思いつきやすいかも

というメリットがあります。

今回は、

メロディを先に作る作曲法コードを先に考える作曲法

2種類のメリット・デメリットを紹介しました。

どちらの作曲法がベストかは、何のために曲を作るのかによっても

変わってきます。

 

メロディを大切にしたい歌モノなら、メロディを先に作る。

どうしてもメロディが浮かばないから、コードを鳴らしてみる、等

 

目的に合わせた作曲法を選択していくことができれば、

曲作りがもっと楽しくなると思います。

 

今回の記事がみなさんの曲作りに少しでも役立てば嬉しいです!



 

 

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