音楽のプロとアマチュアの違いは○○だ!
どうも、フリーの作曲家しんさんわーくすです。
『プロが教えるアニソンの作り方』(ランティス監修)を読み始めました。
この本は、アニソン界では非常に有名なプロデューサーや作曲家、作詞家の方に対するインタビュー集となっています。
僕も大好きな作家さんのインタビューも載っていて、非常に濃密な内容となっています。アニソンシーンの最前線で活躍されている方々のインタビューなので、ページをめくる度に発見があり、トリハダが立ってしまいました(笑)
『プロが教えるアニソンの作り方』は、まだ読み始めたばかりなのですが、その中でもプロって、こういうところに気をつけているのか!と気づいたことがあったので、記事を書いてみることにしました。
ある意味では、プロとアマチュアで大きく異なる考え方かと思います。
プロは、曲作りの準備に時間をかける
『プロが教えるアニソンの作り方』では、第一章でプロデューサー&ディレクターのお仕事というセクションを設けています。
インタビューを受けているのは、伊藤善之さんと斎藤滋さんです。まさにランティスと言えば、この2人ですね。
ディレクターやプロデューサーがどんなところに気をつけて曲作りを進めていくのか。お2人のインタビューを見ていると非常に共通点が多いように感じました。
中でも印象的だったのは、タイアップとなったアニメの監督さんやスタッフさん、作曲家の方々との打ち合わせに非常に時間をかけているということです。
アニメ作品とのタイアップには、どういった曲を持って行くのか。実際に曲を作りだす前の準備に非常に時間を掛けているという印象でした。
はやり、土台がしっかりしていないと良い作品はできないということでしょう。サウンドや編曲には、非常に力を入れるけれど、作曲は手抜きというのではいけないということですね。
ランティスが重要視していることは、メロディである。良いメロディの曲しか出していないと伊藤さんは言いきっていました。
J-popやアニソンにとっては、メロディが要です。何よりも大切なメロディをないがしろにしてはいけないのですね。
僕のメンターは、「プロは準備に一番時間をかける」とよく発言しています。
誰に対して曲を提供するのか、どんなリスナーに曲を届けるのか。当然ですが、プロは市場を強く意識しています。
そういった部分がプロとアマチュアの大きな違いなのかもしれませんね。
まとめ
『プロが教えるアニソンの作り方』は、気づきがたくさんあって読んでいて楽しいです。
僕自身、曲作りの準備、市場に対する意識が全然できていないなと反省しています。
一曲一曲どういった意図で作るのか、事前に明らかにした上で曲を作っていきたいですね。
ただし、曲作りの準備に悩み過ぎて、曲が作れない。なんてことがないようにしたいですね。
あくまでも、走り続けることはやめない。走りながら、考えるというスタンスで活動していきたいものです。