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千田琢哉『お金の9割は意欲とセンスだ』【書評】

 
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ブログを読みに来てくださり、ありがとうございます。

アフターファイブ作曲家、しんさわ(@shinsanworks)です。

千田琢哉さんの「お金の9割は意欲とセンスだ ―年収がぐんぐん伸びるビジネスセンスの磨き方―」という本を読んだので、
印象に残った部分を紹介していきたいと思います。

ポイント

  1. 苦労から逃げよう
  2. 才能をとことん磨き上げるのが、人生の目的だ
  3. 「楽しい」と「評価される」の一体化が、富を生み出す。
  4. 無理に続けるのではなく、続くことをやる。

苦労から逃げよう

 

筆者である千田さんは、1万人以上ものビジネスパーソンと接してきたそうですが、
高所得者と低所得者では、それぞれ特徴があったと言います。

高所得者は、苦労から逃げていた。
低所得者は、苦労に逃げていた。

「お金の9割は意欲とセンスだ」より

高所得になる人と低所得の人は、程度の差こそあれ
表面上はどちらも苦労しているように見えます。

ただ、実際には両者の間には大きな違いがあります。

高所得者は、苦労している状態を何とかしようと知恵を絞ります。

苦労から逃れるために、命がけで苦労するのですね。

対して、低所得者ほど苦労していれば周りに評価されると錯覚し、
一生懸命苦労する方に逃げていくと言います。

100の苦労をして100の結果しか得られない人生を送るか、

10の苦労をして100の結果を得る豊かな人生を送るか

どちらを選ぶかはあなたの自由だ

という文章から本が始まります。

 

才能をとことん磨き上げるのが、人生の目的だ

 

「あの人が成功しているのは、きっと才能があったからだ」

というように才能という言葉は、しばしばできない理由のために使われがちです。

しかしながら、千田さんは才能を磨くことから逃げてはいけないと言います。

本気で年収を増やしたければ、才能について考えることから逃げてはいけない。
この世の中は自分の才能をどれだけ活かせたかによって、収入が決まるからだ。

「お金の9割は意欲とセンスだ」より

才能という言葉は非常に厄介なもので、
自分では気づかないものです。

例えば、自分がいることで場の空気を和ませる
という才能があった場合、
その人は自分自身がその場にいなかった時の空気を知る由もないので、
自分が場の空気を和ませる才能があるなんて気づけないものです。

そのため、自分にはどんな才能があるのか周りの人に聞いてみると良い
と千田さんは言います。

苦手なことをできるようにするために、苦労し続けるよりも
自分が得意なこと・才能があることを伸ばす努力をしようということですね。

 

「楽しい」と「評価される」の一体化が、富を生み出す。

 

「成功するためには、とことん好きなことをやれ!」

「お金持ちになりたいなら、楽しいことをやりなさい!」

書店に並ぶ自己啓発本などには、表現を変えて上記のようなことが書かれています。

これは、本当なのでしょうか?

千田さんは「本当だ」と断言しています。

しかしながら、ずっと好きなことをやっているのに
一向にお金持ちにならない!
という人もいるかもしれません。

「成功したいなら好きなことをやれ!」

には続きがあると千田さんは言います。

好きなこと、楽しいことで評価される必要があるのです。

どんなに好きなことや楽しいことをやっていても、世間から評価されなければダメ人間はダメ人間のままだ。

「お金の9割は意欲とセンスだ」より

 

楽しいことだけやる

評価されることだけを考えて生きる

どちらか一方だけを追求してしまうと疲れてしまいます。

大切なのは、「楽しいこと・好きなこと」と「評価されること」を一体化させることです。

無理に続けるのではなく、続くことをやる。

 

「継続は力なり」

という言葉は耳にタコができるくらいよく聞かされると思います。

でも自分はなかなか物事が続かない…

というように、「継続は力なり」という言葉に苦しめられている人も多いのではないでしょうか?

千田さんが社会人になったあと、
成功して名前が売れた人たちと仕事をして行く中で
気が付いたことがあったそうです。

それは、成功者ほど飽き性だったということです。

つまり、成功している人たちというのは、
無理に自分が苦手なことを続けることをせず、
自分が自然と続けられることを徹底的にやり続けたのですね。

もう何回も挫折しているのに、無理にやり続けていることはありませんか?

何も意識しなくても、自然と続いていることはありませんか?

人生をかけるなら、自然と続けられる才能がある分野を選択したほうが、
上手くいく確率がグンと上がります。

まとめ

  • 苦労をしないために苦労をしろ
  • 才能を磨くことから逃げるな
  • 「好きなこと」と「評価されること」を一体化させろ
  • 自然と続けられることを選ぼう

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