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東北の魅力を伝えるミニアルバム作りー岩手県平泉・一関市編

 
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ブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。

アフターファイブ作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。

自分が暮らす東北の魅力を発信するミニアルバムを作りたい
ということで、polcaにてご支援の募集を行いました。

企画について詳しくはこちら:気軽に使えるアプリ「polca」で復興支援アルバムの企画を作ってみた

東北6県各地に訪れて、その地をイメージした曲を作るというものですね。

その第一弾として先日岩手県に行ってきました。

その模様をブログでお伝えして行こうと思います。

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訪れた場所

 

今回行ってきたのは、岩手県の平泉町と一関市です。

上記2つの街に加えて岩泉町の龍泉洞にも行く予定でしたが、
ルートの関係で今回は訪れることができませんでした。

僕は青森県に住んでいるので、岩手県はお隣の県になります。

しかし、今回最初に訪れた平泉町は宮城県寄りにあるため
青森県にある自宅からは下道で6~7時間程度かかります。

僕の場合、途中岩手県盛岡市にあるショッピングモールにて、1時間くらいお昼休憩をとったということもあり、
朝8時に自宅を出発したのですが、平泉町に到着したのは午後4時頃となってしまいました。

 

平泉町ー毛越寺と中尊寺

 

今回平泉町では、毛越寺(もうつうじ)と中尊寺に行って参りました。

岩手県でとても有名な観光地ですね。

学生時代の同級生の中にも、
「平泉のお寺に家族旅行に行ってきた」
と話していた人が何人もいました。

僕自身は、これまで平泉町に行ったことがなかったため、行くのが楽しみな場所でした。

平泉町に着き、まず向かったのが毛越寺です。

 

世界遺産毛越寺

 

なんと、毛越寺は世界文化遺産に登録されているお寺・庭園なんですね。

2011年に「平泉仏国土を表す建築・庭園」として世界文化遺産に登録されたと言います。

毛越寺の起源ー白鹿伝説

 

時は、嘉祥3年(850年)慈覚大師という方が東北を旅していた時のこと。

慈覚大師が平泉の地に辿り着くと、辺り一面霧に覆われてそれ以上歩を進めることができなくなったそうです。

ふと足元に目を向けると地面に白鹿の毛が点々と落ちているのを見つけます。

「なんだろう?」

と思った慈覚大師は、落ちている毛を辿って歩いて行きました。

すると、前方に白鹿が倒れてうずくまっているではありませんか!

しかし、大師が近づくと白鹿の姿は消えてしまいます。

さらに不思議なことに、どこからともなく白髪の老人が大師の前に現れて、

「この地に堂字を建てて霊場にするのじゃ」

と告げるではありませんか。

「きっとあの方は薬師如来の化身に違いない!」

そう直感した慈覚大師は、お告げの通り堂字を建てて嘉祥寺と名づけました。

これが毛越寺の起源とされているそうです。

 

広大な浄土庭園を楽しむことができる毛越寺

 

さてさて、そんな白鹿伝説を起源に持つ毛越寺ですが、大泉が池を中心とした浄土庭園を散策し楽しむことができます。

 

「夏草や 兵どもが 夢の跡」
有名な松尾芭蕉の句が英語で記された夏草の句碑

 


池を中心とした庭園を散策することができます!

 

毛越寺の本堂。本尊薬師如来脇士日光・月光両菩薩が安置されています。

 

庭園の様子。嘉祥寺や金堂円隆寺などの跡地が所々に見られます。

境内に入りまず驚いたのが、庭園の広大さです。

美しい庭園をゆったりと歩く。とても素敵な時間を過ごすことができました。

僕が訪れた時は雨が降っており、それはそれで魅力的な風景でしたが、
晴れた日に行ってもまた別の良さを感じることができると思います。

また境内には、梅、桜、花菖蒲、蓮、モミジなどの草木が植えられており、季節毎に違った景色を堪能することができます。

 

●毛越寺

拝観料 一般(大人):500円

町営駐車場 普通車:300円

 

奥州藤原清衡氏が造営 中尊寺

 

毛越寺に続いて訪れたのは、中尊寺です。

こちらも非常に有名なお寺さんですね。

中尊寺に到着したのが午後の4時40分頃。
拝観時間は午後5時まで(3月1日〜11月3日までの期間)のようなので、急ぎ足で回ってきました。

 

中尊寺寺建立の趣旨

 

中尊寺は、先ほどの毛越寺白鹿伝説で登場した慈覚大師によって開かれたと言いますが、

実質的な開基は、奥州藤原氏初代清衡公によってされているそうです。

なぜ、清衡公は中尊寺の建立を行ったのか。
中尊寺さんのホームページより、引用させていただきます。

清衡公の中尊寺建立の趣旨は、11世紀後半に東北地方で続いた戦乱(前九年・後三年合戦)で亡くなった生きとし生けるものの霊を敵味方の別なく慰め、「みちのく」といわれ辺境とされた東北地方に、仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)を建設する、というものでした。それは戦乱で父や妻子を失い、骨肉の争いを余儀なくされた清衡公の非戦の決意でもありました。

戦乱による多くの犠牲者の霊を沈めるため、
また自身も父や妻子をなくしたことから非戦の決意を表すために
中尊寺の造営に力を注いだのですね。

 

長い坂道を登りたどり着く本堂・金色堂

 

駐車場に車を停めて中尊寺本堂に向かいました。
まず最初に驚かされたのは、長いながーい坂道。

それもそのはず。中尊寺はなんと、標高130メートルの丘陵にあるそうです。

この坂道は、「月見坂」と呼ばれており、中尊寺本堂・金色堂に参拝する人々の表参道として利用されてきたと言います。

坂道の途中でパシャリ。とても眺めが良い場所でした。

ようやく辿り着いた中尊寺の本堂。
中には釈迦如来坐像と呼ばれる大きな仏様がおり、その大きさに圧倒されました。

また、先日起った北海道胆振東部地震の義援金も集めていたので、少しですが募金してきました。

お立ち寄りの際には、ぜひ募金を!

 

残念ながら参拝時間外になってしまったため、金色堂の方は見ることができませんでした。

金色堂の様子を知りたい方は、ぜひ公式ホームページを覗いてみてください!

中尊寺本堂では、とても大きな仏様を眺めながら、少しの間ボーっとしていました。

短い時間ではありましたが、日々の喧騒を忘れ自分自身を見つめ直す時間となったと感じています。

 

●中尊寺

金色堂拝観料(個人):800円

中尊寺 町営駐車場(普通車):400円

 

一関市ー厳美渓

 

平泉町の毛越寺、中尊寺を参拝した後向かったのが一関市。

すでに辺りが暗くなっていたということもあり、一関市で一泊し早朝に厳美渓に向かいました。

景勝地厳美渓

 

厳美渓は、古くから景勝地として親しまれていて、あの伊達政宗公も賛美した地と言われています。

厳美渓は栗駒山の噴火によって堆積したデイサイト質凝灰岩が、磐井川の水流によって浸食され、形成されたものである。

 

美しき渓谷ー厳美渓

 

夜が明けて午前7時、近くのコンビニで朝食を済ませるやいなや、
すぐさま厳美渓に向かいました。

 

この日も岩手県は雨模様。午前7時に訪れたため、まだ周りの施設はオープンしていませんでした。

様々な表情を見せる渓谷に思わず感嘆の声を漏らしてしまいました。
もう少し時期が遅ければ、見事な紅葉が楽しめそうです。

 しばらく散策していると、橋を発見!

早速渡ってみましょう!

 

橋の上から撮影。
見た目通り橋は揺れるのですが、雨が降っていたこともあり足元が滑りそうで少し怖かったですw

岩場に降りることができる階段があったので行ってみました。
川の流れがダイナミックでビビりましたw

 

写真では伝わりにくいかもしれませんが、様々な表情を見せる岩肌と激しい川の流れでとても迫力がありました。

先ほどご紹介した毛越寺もそうですが、季節毎に違った景色が楽しめる場所だなと思います。

 

また今回は早く行きすぎたため、やっていませんでしたが厳美渓には「空飛ぶだんご」と呼ばれる名物があります。

実は厳美渓には、小学生の頃に一度行ったことがあり、その時に空飛ぶだんごを食べました。

だんごを乗せたオケが川を隔てた向こう側から、ロープをつたって猛スピードでこちらにやって来る様子にとても興奮した記憶があります笑

厳美渓に訪れた際は、ぜひ「空飛ぶだんご」を体験してみてはいかがでしょうか?

 

厳美渓をもっと知りたい方はこちらも参照してください!

 

岩手県 平泉・一関は「和」のイメージ

 

平泉町の毛越寺・中尊寺、一関市の厳美渓に行ってみて浮かんできたのは、
「和風」、「時の流れ」、「厳か」と言ったキーワード。

そんなことをボンヤリと考えながら、厳美渓から駐車場まで歩いていると
不意にメロティを思いついたため、車に乗り込みすぐさまボイスメモ。

できたメロディを楽譜に書き起こしました。
どういう展開になるのでしょうか乞うご期待!

 

東北ミニアルバム企画次回は青森県弘前市に行ってきます!

 

東北の魅力を伝えるミニアルバム企画、
第一弾は岩手県平泉町・一関市に行ってきました。

次回は、僕が住んでいる青森県で弘前市に行ってきます。

同じ県内と言えど、僕の自宅から弘前市まで2時間近くかかります。

有名な弘前城はもちろん、弘前市に向かう道中の八甲田山などキレイ・面白い場所があればドンドンお伝えして行きたいと思います。

つづく!

 

岩手県平泉町・一関市 往復走行距離:510km

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