六韜(りくとう)は、お金の本質について記した軍略書?【書評】

 
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アフターファイブ作曲家のしんさんわーくす(@shinsanworks)です。

 

みなさん、六韜(りくとう)ってご存知ですか?

六韜とは、古代中国の軍師、太公望が記した軍略書です。

六韜とは

中国の代表的な軍略書。兵法の極意として、世界中の軍事戦略家の研究対象となっている。太公望呂尚と文王・武王の問答の形式をとっている。全体は六巻からなり、なかでも虎韜は”虎の巻”として有名。韜は、弓や剣を入れる袋のことである。

-六韜(講談社まんが学術文庫)より-

今風に言えば、六韜は古代中国から伝わる戦いのノウハウ本ということですね。

今回僕は、六韜のエッセンスをストーリー形式で解説した漫画を読みましたので、その書評を書いていきたいと思います。

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そもそもなぜ、六韜を読んだのか?

僕は、特に歴史好きという訳でもなければ、軍事オタクでもありません。

ではなぜ、急に六韜の漫画版を読み出したのかというと、軍事戦略ってマーケティングをはじめとするビジネスの戦略に通じる部分があるからなんですね。

とあるMBA出身の経営者の記事にあった話なのですが、

軍出身の同級生がマーケティングは軍略と近いものがあるから、自分たちにとっては、さほど難しい話じゃない。

と語っていたそうです。

また、あの知の巨匠、ドリームインキュベータ代表取締役会長の堀紘一さんも『自分を変える読書術 学歴は学<習>歴で超えられる (SB新書)』のなかで、軍略はビジネスパーソンに必須の教養である。
と述べています。

そんなこんな理由はありますが、何よりも面白そうだったので
今回漫画版六韜を読むに至ったしだいです。

漫画版六韜はお金の本質と通じる部分がある

僕が、漫画版六韜を読んでみて率直に感じたのが、言っていることがお金の本質と似ているなー

ということでした。

お金の本質とはズバリ「信用」です。

僕たちがお金と聞いて思い浮かべるのは、おそらく紙幣(日本銀行券)や硬貨だと思いますが、

実際1,000円札にその分の価値はあるのかと聞かれたら、そうではないでしょう。

せいぜい1,000円札の原価は数十円。

でもなぜ、僕たちが1,000円札で1,000円のモノが買えるのかというと
それは、日本という国が1,000円分の価値があるお札だと認めているからなんですよね。

つまり、日本に対する信用があるからです。

さて、お金の本質の話が長くなってしまいましたが、
じゃあなぜ、六韜の教えは、信用に通じる部分があると感じたのか?

漫画版六韜で解説されていた教えは、相手の君主や家臣の信用を得るためのものだったからです。

信用についてさらに知りたい方はこちらも参考にしてください。

漫画版六韜の教え

今回は、漫画版六韜に登場した教えの中から3つご紹介します。

それは、

  • 側近に賄賂を送る(文伐「謀略」の第3)
  • 相手の君主を褒めちぎっていい気分にさせる(文伐「謀略」の第9)
  • 相手の家臣に厚遇を約束し、宝物を送って手なづける(文伐「文伐「謀略」」の第11)

というものです。

このように、漫画版六韜で紹介されていたのは、派手な戦い方のノウハウではなく、相手の家臣をいかにこちら側に引き入れるか、君主を手玉にとるのか

といって内部工作的な要素が強いです。

流石にビジネスで、相手を騙してやろうというのはいかがかと思いますが、まずは相手の役に立つことを考える。

とにかく、ギブ、ギブ、ギブの精神で信用を勝ち取る。

というのは、かなりビジネスの本質と近い部分があるのではないでしょうか。

まとめ

僕たちは、実際に戦をする訳ではありませんが、
ビジネスパーソンとして働く以上、資本主義というルールのもとで戦っていく必要があります。

そのため、古くから伝わる戦いの法則などを勉強しておくことは、仕事をしていく上で非常に役立ちます。

軍略と聞くと、どうしても奇抜な奇襲作戦やら飛び道具的な発想を思い浮かべてしまいますが、六韜はまず組織をいかに変えていくかということを解説しています。

信用を勝ち取る、そのためにまずは自分から相手にギブする。

こういったビジネスのセオリーを改めて学ばせてくれる一冊でした。

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